2020年春に実施したクラウドファンディング?プロジェクト「第2弾! 紛争を乗り越えて。ルワンダの大学から留学生を招こう」で招致の決定した今年度の留学生2名が、新型コロナウイルス感染症に伴う渡航制限が一部解除され、11月下旬にようやく日本に到着しました。
ルワンダにあるプロテスタント人文?社会科学大学(PIASS)の開発学部平和紛争研究科で学ぶ、ブルンジ出身のアンリ?ファブリス?ンダイゼィエ(Henri Fabrice Ndayzeye)さんと、ウガンダ出身のジャスタス?テンボ(Justus Thembo)さんです。クラウドファンディングの支援金を渡航費と、JASSOからの奨学金を補う生活費として使用し、2021年7月まで交換留学生として本学で学びます。
11月25日に成田空港に到着した2人は2週間の隔離期間を本学の寮で過ごし、12月10日にようやく、私たちは対面することができました。
渡航前は時差が7時間あるため、夜中にオンラインで本学の授業を受け、昼夜逆転の生活を送っていた2人。ようやく日本に来られ、「これでじっくりと授業や課題に取り組める」と安心したようすでした。日本語の授業も取っている2人は、日本語を習得すること、日本の人々と交流することに熱い思いを抱いています。
日本の寒さにまだ体がなじんでいないそうですが、外部の方からご厚意でいただいた冬物の古着を渡したところ、大喜びで持って帰りました。また、PIASSに交換留学していた日本人学生たちも2人を支えてくれています。プロジェクト自体は私たちが立ち上げたものですが、2人がこうして来日でき、毎日のように人々の温かさを感じながら暮らせるのはご寄附いただいた皆さまをはじめとする多くの方々のおかげです。
12月17日には、寄附者の方々と本学の学生とオンラインで交流会を開催します(例年は対面で開催していましたが、今年はコロナ禍によりやむなくオンラインで開催することとしました)。今後の状況しだいですが、2人には日本滞在中、日本にいなければできないことにできるかぎり挑戦してもらいたいと思っています。
2人の日本滞在中の活動は随時こちらにアップしていきます。