アレクシエーヴィチ氏(1948年生まれ)は、2015年度ノーベル文学賞を受賞したベラルーシのロシア語作家です。市井の人々の心に寄り添いながら丹念に多くのインタビューを重ね、それを『戦争は女の顔をしていない』『ボタン穴から見た戦争』『アフガン帰還兵の証言』『チェルノブイリの祈り』『セカンドハンドの時代』の五部作にまとめました(全て邦訳あり)。
東京外国語大学は、このたび、第二次世界大戦における女性や子供の経験、アフガニスタン紛争の残した爪跡、チェルノブイリ原子力発電所事故の悲劇、ソ連崩壊が引き起こした深刻な社会問題などに正面から向き合い、多声的な作品で「小さき人々」の苦悩を描き、人類の過去と未来を問い続けるその業績と勇気を称え、アレクシエーヴィチ氏に名誉博士号を授与することとしました。本学での名誉博士号授与は、ドナルド?キーン氏(1991年に授与)に続く2人目となります。記念して名誉博士号授与式に続き、記念スピーチを行うとともに、学生との対話をしてくださることになりました。
2016年11月28日(月)14:00-16:00
東京外国語大学 府中キャンパス アゴラ?グローバル、プロメテウス?ホール
式次第:名誉博士号授与式(30分程度)
記念スピーチ(30分程度)
学生との対話(司会:沼野恭子教授)(1時間程度)
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