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[共催] “Ten years after the Great East Japan Earthquake and Tsunami: Leaving no one behind – Actions from the field”を開催しました

2021.12.20

2021年11月10日(水)に東日本大震災に関する学生参加型のシンポジウム”Ten years after the Great East Japan Earthquake and Tsunami: Leaving no one behind – Actions from the field”をオンラインで開催しました。このシンポジウムは、世界防災フォーラムと日本財団学生ボランティアセンターの協力のもと、国際基督教大学と東京外国語大学の共催で行われました。被災地での復興、防災の取り組みに携わっている4名から3.11当時の状況、現在の各被災地の復興状況、防災教育などについてお話を伺い、国際基督教大学と東京外国語大学の代表の学生たちがファシリテーターを務め、参加者は、防災対策を取り入れたまちづくり、地域における復興の過程、現在の取り組みなどについて理解を深める機会となりました。

基調講演には、世界防災フォーラムの代表理事であり東北大学災害科学国際研究所教授の小野裕一教授をお招きし、被災地の概要や震災の規模と被害、防災教育がもたらした成果についてお話しいただきました。

菩提院の副住職であり未来会議副事務局長として活動されている霜村真康さんからは、震災当時のご自身の状況とその後の動き、福島県いわき市での未来会議発足やその中での経験をお話しいただきました。

宮城県の塩竈で生まれ、若者と防災についての統括的な活動をされている鈴木さちさんからは、宮城県のお話をいただきました。災害後に、地域コミュニティの社会資源の保持を目指す「継続」か、回復力の観点からは良いとされる全く異なる町や建物を作ることになる「再生」かという災害復興のジレンマについてお話しいただきました。

根浜MINDでコミュニティ内外の防災教育を開発している細江絵梨さんからは、岩手県のお話をいただきました。津波に襲われた地域での活動のお話しとともに、過去から学んだ教訓の長短、今後の防災教育に求めること、平常時の防災教育の重要性についてお話しいただきました。

最後に登壇者の皆様から締めのお言葉を一言ずついただき、Q&Aセッションでは、参加者からの質問が飛び交い、双方向参加型の有意義な時間となりました。

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