チェコ大使館でチェコ語劇を上演
2025.03.13
2025年1月24日(金)、在日チェコ共和国大使館において、本学のチェコ語専攻の学生が昨年の外語祭で上演したヴァーツラフ?ハヴェルの戯曲「Audience(謁見)」を再演しました。
学生の感想
石川 晴さん(言語文化学部チェコ語2年)
チェコの歩んできた歴史が如実に反映されている不条理演劇だったため、初めは理解するのが難しく観客にも理解していただけるか不安でした。練習や準備を重ねる中で半世紀前に描かれたこの戯曲が現代に問いかけるもの、それを舞台という空間でどのように開いてゆくかをチェコ語科の教員の方々や翻訳者の方にも協力を仰ぎ、参加したメンバーみんなで模索しました。
公演の際、何よりも嬉しかったのは、自分たちの劇を見た観客が大笑いしてくれたことです。難解に感じられていたテキストに込められた皮肉やユーモアを演者と観客が共有できた気がしました。チェコという国の文化、歴史を通して現代にも通じる問題を考えることができ、その結果を大使館という場で公演できたことを大変光栄に思っております。


