開催概要
今年もTUFSオープンアカデミー(夏期間アカデミー講座)では、東京外大ICSIC?ABIC連携による3日間連続リレー講義:「産学連携国際講座ー世界の食文化から見る国際事情(8/28-30)」を開催いたしました。
講演:「世界の食文化から見る国際事情」(TUFSオープンアカデミー夏期間:産学連携国際講座)
日時:8月28日(月)-30日(木)
場所:本郷サテライト
開催日
2018年8月28日(火)、8月29日(水)、8月30日(木)
概要/内容
内容
3日間連続の国際講座を実施した。テーマは、食文化とし、各講師は食文化を中心としつつ、それと関係する国際事情を分かりやすく説明した。新しい形の国際情報の提供であった。
2.1日目(8月28日16:00)はメキシコの伝統的食文化とヨーロッパがテーマで、講師はメキシコ、ペルーでの勤務経験を有する小林正巳氏であった。世によく知られる世界四大文明とそれほど知られていない中南米文明を対比しつつ、文明比較を行った。 トウモロコシ、ジャガイモ、カカオ等個別品目を例示しつつ、それが世界に与えた影響を説明した。話は食文化に限ることなく、大航海時代の事情にも及んだ。
2.2日目(8月29日16:00)は中東イスラーム世界の食文化であり、講師はエジプトのカイロでの生活経験を持つ中東料理研究家の加藤貴美恵氏であった。「中東とは」「アラブ人とは」「中東イスラームとは」という基本からスタートし、環境が及ぼす食文化への影響もわかりやすく説明した。東アラブ、アラビア半島など地域別文化をし、話しはおもてなしのマナー、やラマダーン等にも幅広く広げられた。講演では講師が持参したスパイスの実物も紹介された。
3.3日目(8月30日16:00)はコーヒーを専門とする元商社マン安達公一氏による「コーヒーを飲めば世界が見える」であった。講演では、コーヒーのサンプルを見せつつ、また終了後は講師と実際にコーヒーを飲みながらのざっくばらんな懇談形式の質疑応答を行った。コーヒーベルト、アラビカ種とロブスタ種、産地ごとのコーヒーの味覚など詳しい説明があった。身近なコーヒーが一層身近になる講演であった。