- 日時:2018年6月21日(木)18:00開映 17:30開場
- 場所:アゴラ?グローバル プロメテウス?ホール
プログラム
- 映画『小国春熊猟2016』本編上映(124分)
- フリートーク(50分)
林剛平 監督(歓藍社/日本学術振興会特別研究員)
岡添桃子(本学国際社会学部西南ヨーロッパ地域専攻)
司会:大石高典(本学現代アフリカ地域研究センター講師)
その他 入場無料、申込み不要(先着501名)、一般公開
主催:東京外国語大学
協力:歓藍社、山形県小国町猟友会沖庭班、3 がつ11 にちをわすれないためにセンター、ジビエ料理 アンザイ、国立民族学博物館(若手)「消費からみた狩猟研究の新展開――野生獣肉の流通と食文化をめぐる応用人類学的研究」
作品紹介
【監督?撮影?編集】林剛平 日本 / 2016 /日本語/カラー/ブルーレイ/ 124分
2011年3月11日に発生した地震と津波は山形県に直接影響を与えませんでした。しかし、原子力災害による放射能汚染の問題により、2016年4月1日に制限が解除されるまで、小国町の熊祭りでは、汚染がほとんどなくても熊鍋をふるまえませんでした。研究者である記録者が、東北地方の山間地帯で彼らの伝統を支えている熊と山衆(マタギ)を、調査の傍ら撮影しました。3.11以降の、東北地方の文化的側面である山の幸の記録です。小国の山衆が、自らの足で山から幸を運び、人々と分かち合うことを喜びとしている記録です。
山形国際ドキュメンタリー映画祭cinema with us公式招待作品(2017)。
登壇者紹介
林 剛平
高山建築学校で学ぶ。京都大学農学部でマツタケ研究。震災後東北大学医学部博士課程に進学し、今中哲二氏、沢野伸浩氏、福本学氏、三大顕学に師事。 「3.11後の農」を生み出す場として、衣食住を作る歓藍社を福島県大玉村で佐藤研吾、国枝歓と立ち上げる。歓藍社は、藍の育成リズムで都市と農村を往復し「3.11 後の農」を試みている。それは過密疎地の協働という観点において、山間農村漁村地域への接続を可能にする。現在、日本学術振興会特別研究員。
岡添 桃子
高知県生まれ。幼い頃から環境問題や野生動物保護に強い関心を持つ。東京外国語大学に入学後、狩猟を通じた保護管理に興味を持ち、研究を始める。現在、罠猟と銃猟(第一種)の免許を所持。ジビエ料理屋や獣害対策のインターン勤務などを通じて様々な方面から狩猟と関わっている。
大石 高典
静岡県生まれ。子供時代の魚釣りをきっかけに環境問題に関心を持つ。専門は生態人類学。中部アフリカのカメルーンとコンゴ共和国でフィールドワークを続けている。主な著書に『民族境界の歴史生態学――カメルーンに生きる農耕民と狩猟採集民』(京都大学学術出版会、2016年)など。
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TUFS Cinema 獣★肉食系上映会『小国春熊猟2016』