荒原 邦博 (ARAHARA Kunihiro)

氏名 / Name 荒原 邦博 (ARAHARA Kunihiro)
所属職名 / Affiliation 大学院総合国際学研究院/教授
Institute of Global Studies/Professor
電子メール / Email arahara@tufs.ac.jp
ウェブページ / Website
学位 /
Degree
  • 修士(学術)(東京大学) 1997年
  • 修士(文学)(パリ第4大学) 1999年
    DEA() 1999
  • 博士(学術)(東京大学) 2010年
研究分野(e-Rad分野) /
Research Field(s) (by e-Rad)
  • ヨーロッパ文学
    European literature
研究キーワード /
Research Keywords
  • 翻訳
  • 美術批評
  • 文化史
  • フランス文学

自己紹介 / Biography

フランス文学?文化史の研究をしています。『失われた時を求めて』という大長篇小説を書いたマルセル?プルーストをはじめとする19世紀から20世紀にかけての文学と(マネや印象派、モローなどの絵画やルーヴルなどの美術館、あるいは写真についての)美術批評との関連性の分析、および『80日間世界一周』や『海底二万里』で有名なジュール?ヴェルヌに代表される大衆文学と純文学との関係性の考察と、未邦訳のヴェルヌ作品の翻訳?紹介を通して現代作家としてヴェルヌを甦らせる仕事をしています。

所属学会 / Affiliated Academic Societies

    • 日本フランス語フランス文学会

主要研究業績 / Main Research Publications

論文 / Papers

  • Ingres chez Proust : De Manet à Man Ray, Proust, la littérature et les arts, 160-171, 2023
  • 見る?プラトー――『緑の光線』におけるクールベ、マネと印象派、象徴主義, Excelsior!, 18号, 133-156, 2023年
  • De Proust a Malraux. L'image et le temps, Malraux vu du Japon, 125-140, 2023
  • プルーストにおけるアングル――マネからマン?レイへ, 『プルーストと芸術』, 207-222, 2022年
  • 美術批評、あるいは仮死の祭典――『エクトール?セルヴァダック』におけるマネと印象派の絵画, Excelsior!, 16号, 102-124, 2021年
  • プルーストからマルローへ:イメージと時間, 『アンドレ?マルローと現代』, 215-237, 2021年
  • 「生成のブロック」としての「演奏目録」、ヴェルヌとプルースト, 『ジュール?ヴェルヌとフィクションの冒険者たち』, 77-104, 2021年
  • Degas, Blanche, Poussin : Proust et les Théories de Maurice Denis, Proust et l’acte critique, 217-229, 2020年
  • 反転それとも「埋葬」、あるいは『20世紀のパリ』と『海底二万里』におけるクールベの/による埋葬, 『Excelsior!』, 14号, 137-159, 2019年
  • 『失われた時を求めて』におけるエドゥアール?マネについて、あるいはマルセル?プルーストと前衛/古典の問題, 『総合文化研究』, 22号, 153-155, 2019年
  • 鏡の中のラ?スティラ、あるいはジェロームとオランピアの間で生成/闘争するイメージ, 『Excelsior!』, 13号, 83-102, 2018年
  • プルーストにおけるミレーをめぐって, 『名城大学人文紀要』, 53巻2号, 1-14, 2017年
  • 『失われた時を求めて』と『ヴィルヘルム?シュトーリッツの秘密』、あるいは反ユダヤ主義と反ドイツ主義をめぐる「横断線」と「器官なき身体」, 『Excelsior!』, 12号, 112-125, 2017年
  • プルーストと「二十九世紀にて。あるアメリカ人ジャーナリストの二八八九年の一日」――あるいは「ミレー」をめぐる「フォトテレフォン」としての『失われた時を求めて』, 『Excelsior!』, 11号, 111-141, 2016年
  • プルーストと『八十日間世界一周』――あるいは「四八時間世界一周」としての『失われた時を求めて』, 『Excelsior!』, 10号, 154-175, 2015年
  • プルーストと『海底二万里』――あるいは「冒険小説」としての『失われた時を求めて』, 『Excelsior!』, 9号, 102-123, 2014年
  • Texte, tapisserie, collection : Proust face au discours de Huysmans sur Moreau , Proust et l’architecture. Esthétique, politique, histoire, 2013年
  • Proust et les deux Louvre, de 1895 aux années vingt, Nathalie Mauriac-Dyer, Kazuyoshi Yoshikawa, Pierre-?dmond Robert éd., Proust face à l'héritage du XIXe siècle. Tradition et métamorphose, 121-132, 2012年
  • プルーストにおけるドガの諸問題(2)―「美術」と「国家」の分離とモーリス?ドニ『理論集』批判の射程, 『明学仏文論叢』, 44号, 57-94, 2011年
  • プルーストにおけるドガの諸問題(1)―ダンスをめぐる美学と時間の誕生, 『明学仏文論叢』, 43号, 57-89, 2010年
  • プルーストにおける象徴派の光景―モローをめぐる社交界の「さかしま」な言説とユイスマンス批判の射程, 『フランス語フランス文学研究』, 96号, 147-160, 2010年
  • La critique d’art dans Le C?té de Guermantes ―Conversation mondaine sur Manet et sa nouvelle source, Bulletin d’informations proustiennes, 39号, 57-70, 2009年
  • プルーストと2つのルーヴル―1895年の美術館論争と大戦後の展示アンケートの間で, 『フランス語フランス文学研究』, 93号, 153-165, 2008年
  • 『ゲルマントのほう』における美術批評―マネを巡る社交界の会話, 『年報地域文化研究』, 5号, 1-24, 2002年

書籍等出版物 / Books and Other Publications

  • Proust, la littérature et les arts, Honoré Champion, Scholarly book, Joint author, 2023
  • ここにあることの輝き――パウラ?M?ベッカーの生涯, 東京外国語大学出版会, 一般書?啓蒙書, 単訳, 2023年
  • ミシェル?ビュトール『レペルトワールIII』, 幻戯書房, 一般書?啓蒙書, 共訳, 2023年
  • ミシェル?ビュトール『レペルトワールIII』, 幻戯書房, 一般書?啓蒙書, 共訳, 2023年
  • ミシェル?ビュトール『レペルトワールIII』, 幻戯書房, 一般書?啓蒙書, 共訳, 2023年
  • Malraux vu du Japon, Classiques Garnier, Scholarly book, Joint author, 2023
  • 『プルーストと芸術』, 水声社, 学術書, 共著, 2022年
  • 『プルーストと芸術』, 水声社, 学術書, 単訳, 2022年
  • 『地球の音楽』, 東京外国語大学出版会, 一般書?啓蒙書, 共著, 2022年
  • ミシェル?ビュトール 『レペルトワールⅡ』, 幻戯書房, 一般書?啓蒙書, 共訳, 2021年
  • 『アンドレ?マルローと現代』, 上智大学出版, 学術書, 共著, 2021年
  • ジュール?ヴェルヌ 『ハテラス船長の航海と冒険』, インスクリプト, 一般書?啓蒙書, 単訳, 2021年
  • 『ジュール?ヴェルヌとフィクションの冒険者たち』, 水声社, 学術書, 共著, 2021年
  • ミシェル?ビュトール 『レペルトワールⅠ』, 幻戯書房, 一般書?啓蒙書, 共訳, 2021年
  • ジュール?ヴェルヌ 『蒸気で動く家』, インスクリプト, 一般書?啓蒙書, 共訳, 2017年
  • 『プルースト、美術批評と横断線』, 左右社, 学術書, 単著, 2013年

講演?口頭発表等 / Presentations

  • ヴェルヌ『ハテラス船長の航海と冒険』翻訳とルイス?キャロル『不思議の国のアリス』, ヴェルヌ〈驚異の旅〉再発見、『ハテラス船長の航海と冒険』刊行記念ワークショップ , 国内会議, 東京外国語大学総合文化研究所, 口頭発表(一般), 東京外国語大学総合文化研究所, 2021年
  • マルロー?サロー?グロリエ, アルベール?サロー『植民地の偉大さと隷従』合評会, 国内会議, 東京外国語大学総合文化研究所, 口頭発表(一般), 東京外国語大学総合文化研究所, 2021年
  • プルーストにおけるアングル:マネからマン?レイへ, プルースト、文学と諸芸術, 国際会議, 日仏会館, 口頭発表(招待?特別), 日仏会館, 2021年
  • プルーストからマルローへ:イメージと時間, アンドレ?マルロー再考、その領域横断的思考の今日的意義, 国際会議, アンドレ?マルロー国際シンポジウム実行委員会, 口頭発表(招待?特別), 日仏会館, 2019年

Last updated on 2024/9/25

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