加藤 雄二 (KATO Yuji)

氏名 / Name | 加藤 雄二 (KATO Yuji) |
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所属職名 / Affiliation | 大学院総合国際学研究院/教授 Institute of Global Studies/Professor |
電子メール / Email | |
ウェブページ / Website | |
学位 / Degree |
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研究分野(e-Rad分野) / Research Field(s) (by e-Rad) |
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研究キーワード / Research Keywords |
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自己紹介 / Biography
専門領域はアメリカ小説全般です。とくに20世紀アメリカ最大の作家であるウィリアム?フォークナーなどのアングロ=アメリカン?モダニズムの作家と19世紀アメリカの古典作家について研究してきました。メルヴィル、ディキンソン、ポーなどの古典作家を好みますが、元来は現代小説を専門としていましたから、今後現代文学?文化に重点を置いた研究をすることもあり得ると思っています。アメリカ詩の愛好者でもあり、一部の現代詩人や19世紀の代表的な詩人についてはある程度の理解があるつもりです。高校時代に出会ったポーやメルヴィル、大学時代に圧倒されたフォークナーなどは、アメリカ作家のなかでも特別に優れているとの判断から、研究の中心的な課題としてきました。
趣味的には、猫の飼育とならんで、文学?文化論?映像?音楽?美術などを国籍とジャンルを問わず愛好します。大学院時代から東大文学部助手時代までは、おもに現代小説、とくにウィリアム?フォークナーを研究していました。その後留学するなどして、19世紀のハーマン?メルヴィルやナサニエル?ホーソーン、エドガー?A.?ポーなどの研究と批評理論に手を広げようとしてきました。留学したSUNY Buffaloや客員研究員をしていたUC Irvineでは、おもに批評理論と文学研究のかかわりを勉強しました。折に触れて批判にさらされる批評理論をあらためて真摯に受容し、研究?教育に役立てることは、大学院生時代から自分に課してきた課題だったのだと思います。この10年ほどはなにかと狭苦しい状況もあり、海外の学会を転々と渡り歩きはしましたが、豊かな研究?教育活動ができたとは言えないと反省しきりです。外語大での研究?教育のために、諸外国の研究者たちと連携しつつ文学?文化研究が豊かに行われうる環境づくりを心がけ、より本格的な文学?文化?批評研究ができるようになればと願っています。
趣味的には、猫の飼育とならんで、文学?文化論?映像?音楽?美術などを国籍とジャンルを問わず愛好します。大学院時代から東大文学部助手時代までは、おもに現代小説、とくにウィリアム?フォークナーを研究していました。その後留学するなどして、19世紀のハーマン?メルヴィルやナサニエル?ホーソーン、エドガー?A.?ポーなどの研究と批評理論に手を広げようとしてきました。留学したSUNY Buffaloや客員研究員をしていたUC Irvineでは、おもに批評理論と文学研究のかかわりを勉強しました。折に触れて批判にさらされる批評理論をあらためて真摯に受容し、研究?教育に役立てることは、大学院生時代から自分に課してきた課題だったのだと思います。この10年ほどはなにかと狭苦しい状況もあり、海外の学会を転々と渡り歩きはしましたが、豊かな研究?教育活動ができたとは言えないと反省しきりです。外語大での研究?教育のために、諸外国の研究者たちと連携しつつ文学?文化研究が豊かに行われうる環境づくりを心がけ、より本格的な文学?文化?批評研究ができるようになればと願っています。
学歴 / Academic Achievement
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1990年03月 東京大学大学院人文科学研究科英語英文学専攻 修了1990.03 The University of Tokyo Graduate School, Division of Humanities Completed
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1993年05月 ニューヨーク州立大学大学院博士課程大学院文学研究科英文科 中退1993.05 State University of New York Buffalo Graduate School, Division of Letters Unfinished Course
最近5年間の研究 /
Recent Research Projects (in the last five years)
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アメリカ?ゴシック研究と現代批評
アメリカ文学に特有のゴシック小説の形式を、18世紀末から現代までの哲学的、歴史的、社会的状況との関係において論じている。American Gothic and Contemporary Literary Theory
I am studying American gothic fiction from contemporary critical perspectives in its relation to philosophical, historical, and social situations of the period between late 18th century and the present.
所属学会 / Affiliated Academic Societies
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アメリカ現代言語学会Modern Language Association
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エドガー?アラン?ポー学会Edgar Allan Poe Studies Association
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日本ポー学会The Poe Society of Japan
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アメリカ比較文学会American Comparative Literature Association
主要研究業績 / Main Research Publications
論文 / Papers
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夜と死の時間 ― F. スコット?フィッツジェラルドの『夜はやさし』における退廃と反復, 総合文化研究, 26号, 6-21, 2024年The Temporality of the Night and Death : Decadence and Repetitions in F. Scott Fitzgerald?s Tender Is the Night, Trans-Cultural Studies, (26), 6-21, 2024
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『ドライブ?マイ?カー』を読む ― 男性?女性 / 語り?風景 / 音?沈黙― 1. 回復と救済の不在, 『総合文化研究』, 26号, 6-20, 2023年Reading Ryusuke Hamaguchi’s Drive My Car: Men and Women/ Narrative and Scen- eries/ Sounds and Silence, Trans-Cultural Studies, (26), 6-20, 2023
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「始まりの始まり」をめぐる一つの遊戯 —現代日本文学から、川端康成、小林秀雄、大江健三郎へ, 『総合文化研究』, 25号, 6-18, 2022年Playing in the Beginning of the Beginnings: From Contemporary Japanese Novels to Yasunari Kawabata, Hideo Kobayashi, and Kenzaburo Oe, Trans-Cultural Studies, (25), 6-18, 2022
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ジェイムズ?ボールドウィンのブルーズ — アフリカン?アメリカン文学における「もう一つの国」, 総合文化研究, 24号, 6-15, 2021年James Baldwin's Blues: "Another Country" in African American Literature, Trans-Cultural Studies, (24), 6-15, 2021
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ジャズの響き― ハービー?ハンコック、マイルス?ディヴィスとアメリカ現代におけるアヴァンギャル ドの系譜, 総合文化研究, 22号, 6-26, 2019年The Reverberations of Jazz: Herbie Hancock, Miles Davis and the Genealogy of the Avant-Garde in Contemporary America, Transcultural Studies, (22), 6-26, 2019
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Emily Dickinson, Metaphor, and Her Poetics of the Impossible, Area and Culture Studies, Tokyo University of Foreign Studies, (97), 109-124, 2018