村津 蘭 (MURATSU Ran)

氏名 / Name 村津 蘭 (MURATSU Ran)
所属職名 / Affiliation アジア?アフリカ言語文化研究所/助教
Research Institute for Languages and Cultures of Asia and Africa/Assistant Professor
電子メール / Email
ウェブページ / Website
学位 /
Degree
  • 修士(地域研究)(京都大学) 2017年
  • 博士(地域研究)(京都大学) 2020年
研究分野(e-Rad分野) /
Research Field(s) (by e-Rad)
  • 文化人類学、民俗学
    Cultural anthropology and folklore
研究キーワード /
Research Keywords
  • Visual Anthropology
  • West Africa
  • 宗教人類学,西アフリカ,映像人類学,妖術,ペンテコステ
    Religion
  • Witchcraft
  • Pentecostal

自己紹介 / Biography

めくるめく途方もない「現実」に圧倒されながら、それを言葉や映像でどのように理解しうるのか、或いは現し得るのかを人類学の視角から考えています。フィールドは西アフリカのベナンで宗教がテーマです。ペンテコステ?カリスマ系教会の霊的存在や、妖術師、憑依といった現象に関心があり、テクストや理論を基盤とする従来のアプローチと同時に、フィクションの手法を用いたり、民族誌映画を制作したり様々な方法も検討しています。

学歴 / Academic Achievement

  • 2017年03月 京都大学大学院アジア?アフリカ地域研究研究科 修了
    2017.03 Kyoto University Completed
  • 2020年03月 京都大学大学院アジア?アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻 修了
    2020.03 Kyoto University Completed

所属学会 / Affiliated Academic Societies

    • 日本アフリカ学会
    • 日本文化人類学会

受賞 / Awards

  • 第36回日本アフリカ学会研究奨励賞 (2024年06月)
    The 36th Young Researcher Prize of the Japan Association for African Studies (2024.06)
  • 第十九回(公財)国際宗教研究所賞 (2024年02月)
    The 19th International Institute for the Study of Religions Award (2024.02)
  • 第18回日本文化人類学会奨励賞 (2023年06月)
    The 18th Encouragement Award of Japanese Society of Cultural Anthropology (2023.06)
  • 東京ドキュメンタリー映画祭短編部門奨励賞 (2018年12月)
  • みんぱく若手研究者奨励セミナー賞 (2016年12月)

主要研究業績 / Main Research Publications

論文 / Papers

  • 妖術と人類学の喚起、その拡張, 拡張するイメージー人類学とアートの境界なき探究, 18-59, 2023年
  • The Transformation of Togetherness with Spirits: Deliverance and Witch Possession in a Pentecostal-Charismatic Churches in Benin, Japanese Review of Cultural Anthropology, 23(1), 99-133, 2023
  • Inter-religious Demonisation and its Persuasiveness: The Case of a Newly Emerged Church in Southern Benin, Journal of Religion in Africa, 52(1-2), 52-79, 2022
  • 悪霊との情交ー西アフリカ、マミワタの憑依におけるペンテコステ?カリスマ系教会の役割ー, 史苑, 82巻1号, 107-134, 2022年
    Intimate Relationship with Evil Spirits: The Role of the Pentecostal Charismatic Church in the Possession of Mamiwata in West Africa, She'en, 82(1), 107-134, 2022
  • Affective healing: Pentecostal Charismatic Churches and religious plurality in Benin, ASC-TUFS Working Papers, 2, 245-259, 2022
  • 悪魔が耳を傾ける―ベナン南部のペンテコステ?カリスマ系教会の憑依における想像と情動, 文化人類学, 86巻4号, 635-653, 2022年
  • 《特集》世界と共に感じる能力一情動、想像力、記憶の人類学―序, 文化人類学, 86巻4号, 584-597, 2022年
    Special Theme: Skills of Feeling with the World AnA nthropology of Affect,Im agination and Memory86(4), 584-597, 2022
  • 妖術師の生成するところ―ベナンの新宗教の実践における身体?情動?マテリアリティ―, 現代世界の呪術-文化人類学的探究, 2020年
  • 参与型展示《モノ/ヒト/物神》に関する省察, im/pulse―脈動する映像―, 41-64, 2020年
  • 死者と生者の交感ーベナンの仮面結社とジェラーの死, im/pulse―脈動する映像―, 121-192, 2020年
  • 太陽を喰う/夜を喰う, あふりこーフィクションの重奏/偏在するアフリカー, 42-117, 2019年

書籍等出版物 / Books and Other Publications

MISC / MISC

  • ことば紀行第56回フォン語, 白水社の本棚, 白水社, 記事?総説?解説?論説等(その他), 単著, 2023年
  • 今日もベナンの風が吹く(6), ふらんす 2022年3月号, 白水社, 記事?総説?解説?論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア), 単著, 2022年
  • 今日もベナンの風が吹く(5), ふらんす 2022年2月号, 白水社, 記事?総説?解説?論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア), 単著, 2022年
  • 今日もベナンの風が吹く(4), ふらんす 2022年1月号, 白水社, 記事?総説?解説?論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア), 単著, 2021年
  • 今日もベナンの風が吹く(3), ふらんす 2021年12月号, 白水社, 記事?総説?解説?論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア), 単著, 2021年
  • Slow Culture, たねまきアクア, 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA, 記事?総説?解説?論説等(その他), 単著, 2021年
  • 今日もベナンの風が吹く(2), ふらんす 2021年11月号, 白水社, 記事?総説?解説?論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア), 単著, 2021年
  • モンゴルの医療、マルチスピーシーズ?ストーリーテリング、マルチモーダル人類学(ナターシャ?ファイン氏へのインタビューと翻訳), モア?ザン?ヒューマン-マルチスピーシーズ人類学と環境人文学, 以文社, その他, 共著, 2021年
  • 今日もベナンの風が吹く(1), ふらんす 2021年10月号, 白水社, 記事?総説?解説?論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア), 単著, 2021年
  • 日本の汚い、ベナンのきれい, 『アフリカ便り』, NPO法人アフリック?アフリカHP, その他, 単著, 2021年
  • (書評)川田牧人?白川千尋?関一敏編『呪者の肖像』, アジア?アフリカ地域研究, 書評論文,書評,文献紹介等, 単著, 2019年
  • (書評)吉田優貴著『いつも躍っている子供たち-聾?身体?ケニア-』, コンタクトゾーン, 書評論文,書評,文献紹介等, 単著, 2019年
  • (監修補助)ベナン, DOOR(ドア)-208の国と地域がわかる国際理解地図3 アフリカ, その他, 単著, 2018年
  • ベナンの灰石鹸, アフリック?アフリカ ホームページ, その他, 単著, 2018年
  • 今日、マシューが死んだ, アジア?アフリカ地域研究情報マガジン, 京都大学アジア?アフリカ地域研究研究科, その他, 単著, 2016年
  • 市場の下には人間の首が埋まっている-ベナン南部における市場という磁場-, アジア?アフリカ地域研究, 記事?総説?解説?論説等(大学?研究所紀要), 単著, 2016年

講演?口頭発表等 / Presentations

  • 「描写」フィールドワーカーは何をどのように描くのか?, Fieldwork Research Lab 部局間交流シンポジウム6「描写」フィールドワーカーは何をどのように描くのか?, 国内会議, 東京都立大学人間健康科学研究科 / 人文科学研究科, シンポジウム?ワークショップ パネル(指名), 東京都立大学荒川キャンパス, 2024年
  • Capturing the Uncanny: Anthropological Research and Creative Collaboration, Workshop “Multimodal Anthropologies across the Pacific”, 国際会議, シンポジウム?ワークショップ パネル(指名), Tokyo University of Foreign Studies, 2024年
  • 合評会:村津蘭 著『ギニア湾の悪魔ーキリスト教系新宗教をめぐる情動と憑依の民族誌』(世界思想社、2023年), 第83回ASCセミナー, 国内会議, 東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等, 東京外国語大学, 2023年
  • Technologies of Affect in Possession on the Media: Cases from Pentecostal-Charismatic Christianity in West Africa, 19th IUAES-WAU World Anthropology Congress 2023, International presentation, IUAES-WAU, Oral presentation (general), University of Delhi, 2023
  • メディアにおける憑依と規範ー西アフリカのペンテコステ?カリスマ系教会を事例として, 科学研究費補助金基盤A「妖術」はどこから犯罪か?ミーティング, 国内会議, 科学研究費補助金基盤研究A「妖術」はどこから犯罪か?―旧英領アフリカ諸国の司法判断の合理性(22H00035), 口頭発表(一般), オンライン, 2023年
  • トークイベント「アフリカの宗教にせまるーイスラーム,キリスト教,在来信仰」, 人類学カフェ, 国内会議, 口頭発表(一般), 紀伊国屋書店新宿本店, 2023年
  • 「人類学×アートから考える」 『拡張するイメージ 人類学とアートの境界なき探究』(亜紀書房)刊行記念, 下北沢B&Bのトークイベント, 国内会議, 下北沢B&B, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等, 下北沢B&B, 2023年
  • 「人類学×アートから考える」 『拡張するイメージ 人類学とアートの境界なき探究』(亜紀書房)刊行記念, トークイベント「人類学×アートから考える」, 国内会議, 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等, 堀川新文化ビルヂング, 2023年
  • The Transformation of Possession through the Media: Cases from Pentecostal-Charismatic Christianity in West Africa, Workshop "Affective Technologies of Religious and Spiritual Healing", International presentation, Symposium, workshop panel (nominated), Kyoto University, Graduate School of Human and Environmental Studies, 4F, 433, 2023
  • アフリカのペンテコステ?カリスマ系教会における妖術と憑依ーベナンの事例から, AA研フォーラム, 国内会議, 東京外国語大学アジア?アフリカ言語文化研究所, 口頭発表(一般), 東京外国語大学アジア?アフリカ言語文化研究所, 2023年
  • マルチモーダル?エスノグラフィーとWebサイトの可能性, 日本文化人類学会 第57回研究大会, 国内会議, 口頭発表(一般), 県立広島大学, 2023年
  • SNSを通じた呪術?治療の知識流通の変容―ベナンの薬草師?呪術師の実践を事例として, 日本アフリカ学会 第60回研究大会, 国内会議, 口頭発表(一般), 幕張国際研修センター(千葉県千葉市), 2023年
  • Transformation of healing and magic management through SNS: The case of Southern Benin, UG-TUFS Joint Seminar, 国際会議, 口頭発表(一般), 2023年
  • SNSと呪術、治療―ベナンにおける事例より, 日本アフリカ学会第59回学術大会, 国内会議, 日本アフリカ学会, 口頭発表(一般), オンライン, 2022年
    SNS, Magic, Healing: A Case Study of Benin, Domestic presentation, Oral presentation (general), 2022
  • メディアと憑依―ベナンにおけるペンテコステ?カリスマ系教会の事例から―, 日本アフリカ学会第58回学術大会, 国内会議, 口頭発表(一般), オンライン, 2021年
  • 憑依による妖術師の変容-ベナン南部のペンテコステ?カリスマ系教会におけるデリヴァランス儀礼を通して, 第56回ASCセミナー, 国内会議, 現代アフリカ地域研究jセンター/アフリカ学会関東支部, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等, オンライン, 2021年
  • 悪霊との情交―西アフリカ、精霊マミワタの憑依におけるペンテコステ?カリスマ系教会の役割―, 立教大学史学会大会シンポジウム「アフリカの若者の身体」, 国内会議, 立教大学史学会, シンポジウム?ワークショップ パネル(指名), オンライン, 2020年
  • 憑依におけるメディアと情動, 国立民族学博物館共同研究会「拡張された場における映像実験プロジェクト」, 国内会議, 国立民族学博物館共同研究会「, 口頭発表(一般), オンライン, 2020年
  • 「ペンテコステ派?カリスマ派を起因とする霊的存在の変容-ベナンのデリヴァランス儀礼を事例として―, 日本アフリカ学会第57回学術大会, 国内会議, 日本アフリカ学会第, 口頭発表(一般), オンライン, 2020年
  • 妖術をめぐる想像と憑依-ベナンにおける悪魔と対峙する新宗教を事例として―, 日本文化人類学会第54回学術大会, 国際会議, 日本文化人類学会第, 口頭発表(一般), オンライン, 2020年
  • Multimodal Spirits, A Biennial Conference of the Society of Cultural Anthropology and Society of Visual Anthropology ‘Distributed 2020’, 国際会議, The Society of Cultural Anthropology and Society of Visual Anthropolog, 口頭発表(一般), オンライン, 2020年
  • 触れたら、死ぬ-人類学的探究における映像インスタレーション-, 京都人類学研究会, 国内会議, 京都人類学研究会, 口頭発表(一般), 京都市立芸術大学ギャラリーアクア, 2018年
  • ベナンの葬送儀礼(30分), 第39回 日本映像民俗学の会 松本大会, 国内会議, 日本映像民俗学の会, 口頭発表(一般), 神宮寺ホール(松本), 2017年
  • 民族誌映画における現実はどのよう作られるのか, 平成28年度みんぱく若手研究者奨励セミナー「人類学的営みにおける映像」, 国内会議, 国立民族学博物館, 口頭発表(一般), 国立民族学博物館, 2016年
  • 妖術師化する教祖たち-ベナンの新宗教とそれを巡る反応に着目して-, 日本アフリカ学会第53回学術大会, 国内会議, ポスター発表, 日本大学生物資源科学部,2016年6月4日~5日., 2016年
  • Micro Cosmic Power of Indigenous Religion in the South of Benin, Student session in the 5th international forum on Conflict Resolution and Coexistence through Reassessment and Utilization of "African Potentials" , 国際会議, ポスター発表, 2015年

Last updated on 2024/7/12

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