2019年度 活動日誌
3月 活動日誌
2020年3月31日
台湾オフィスコーディネーター 斎藤 郁哉
今月は、台北では気温の高い日は30度を超え、低い日は20度以下と安定しない天気で、体調管理や服装選びに気を遣う月でした。
台湾では新型コロナウイルスの影響で、学校の開業時期が二週間延びました。それに伴いGJOの活動も、2月は休止させていただき3月からとなりました。淡江大学では、キャンパス内にある各建物に入る際に体温測定が必要であり、時間によっては行列もできています。今月はGJOの活動をしていても、話題に挙がるのはやりコロナウイルスのことや、それによる経済への影響でした。こうした状況下では関心が強く、みんな心配しているようでした。早く終息することを願うばかりです。
さて、今月はそういった中でもたくさんの人が来室してくれました。まず、日本語の宿題についてアドバイスがほしいということで来室してくれた学生がいました。決まった文法を使って文を作る宿題では、なぜこうじゃいけないかなど説明を加え、学生がより納得できるよう心掛けました。また、日本語の単語の読み方や、言葉の意味を説明したりしました。
次に、日本の大学院に入学希望している学生の研究計画書の日本語をチェックしました。助詞の間違いや、より適した表現になるよう説明を加えながら直していきました。そして、淡江大学では3月に交換留学のための面接があり、その練習をしたいということで来室しれくれた学生がいました。その学生が考えてきた面接時の質問に対する回答の日本語をチェックし、どのようなことを言えればよいのかなどもアドバイスしました。また、同学生からは交換留学した際には、携帯電話や日本での生活で気をつければいけないこと等について質問を受け、携帯電話については1年契約ができる交換留学生におすすめなものを紹介しました。日本での生活については日本人である自分にとっては中々難しい質問でしたが、外食か自炊かなど食生活での費用のかかり方について話しました。
また、日本に交換留学に行っていた学生が帰国し、来室してくれました。日本での生活はどうだったかを聞き、色々思い出話を話してくれました。行く前は不安がけっこうあったようですが、結果楽しんだようだったので良かったと思いました。
來してくれた学生からは、GJOの方が落ち着くということや、日本語を話しやすいと言ってくれる学生もいるのでありがたいかぎりです。今後も尽力していきたいと思います。
1月 活動日誌
2020年1月31日
台湾オフィスコーディネーター 斎藤 郁哉
1月に入り比較的暖かい日も増え、パーカーなど厚手のものを着ている人もいれば割と薄着の人もおり、すでに春のような雰囲気が出てきました。
台湾では1月1日が開国記念日で学校が休みとなり、また総統選挙の影響で1月10日は帰省のための一日となっていたため、期末テストの期間が変則的に1月3日~1月9日となっていました。そのため今月はGJOの活動ができる期間が約一週間と短かったですが、そんな中でも来室してくれた学生がいました。
普段通りのチャットや交流といった活動に加えて、期末テストに関することで学生たちとやり取りをしました。日本語会話のテストで、先月と先々月の活動報告書でも記載しましたが、会話のテストでは自分たちで台本を作って会話をするというものです。二人の学生の台本をチェックしました。まず一人目の学生は、台本の内容や展開についてアドバイスをしました。また、文法や文字の間違っているところをチェックしました。二人目の学生も文法や文字に関してチェックをし、なぜ間違っているのかやどのような表現にすればよりわかりやすいかなどアドバイスをしました。
今学期は淡江大学にある言語交換ができるチャットコーナーというスペースとの差別化を図ってきました。宿題のチェック、面接練習、会話練習などで間違っている点や改善点について相応にアドバイスができたと思います。差別化もある程度は図れたのではないかと思います。
冬休み期間はGJOの活動お休みさせていただきますが2月の新学期から活動を再開し、引き続き宣伝を行い、学生たちのサポートをしていきたいと思います。
12月 活動日誌
2019年12月30日
台湾オフィスコーディネーター 斎藤 郁哉
12月は比較的暖かい日が多く、半袖でも汗をかくような日がありました。日本ではクリスマスが終わるとすぐに新年に向けた準備が始まりますが、台湾では春節を比較的重要視しているためクリスマスの飾りも1月の半ばほどまであり、日本のような年末年始の雰囲気はありません。
12月26日に東京外国語大学学長林様が訪問され、私も淡江大学内では同行させていただきました。本学国際センター長のはからいで私も会議の席につかせていただきました。また、林学長からお土産をいただき、GJOに来室してくれた学生たち一緒にいただきました。
12月はたくさんの学生が来室してくれ、多方面でサポートをしました。よく来室してくれる学生たちとは交換留学に関する事、また宿題のチェックをしました。交換留学について今回は、研究計画や自伝についてどのようなことを書けばよいか、どのように書けばよいかというのをアドバイスしました。宿題については、特定の文型を使って文を作るというような内容で、先生にチェックがつけられている部分についてどのように直せばよいかや、なぜそれがダメなのかということについて話をした。また、上級日本語の内容であるため、より上達するためにどこに注意すればいいかなどについてもアドバイスをしました。また、以前から時々来室してくれて、日本の大学院への入学を希望している学生がおり、その受験資料に書いてあることについて質問を受け、受験科目の選び方について説明しました。
今月は会話練習をしたいということで初めて来室してくれた学生が3名いました。一人はある程度日本語が話せる学生で、普通の会話のような形でやり取りをし、日本や台湾の文化について話しました。もう二人は初級~中級レベルの日本語で、何かテーマを与えそれについて文を考え話してもらい、いくつか質問し返答してもらったりと、会話に必要な能力に重点をおいて練習しました。
会話のテストの文を見てほしいということで来室してくれた学生がいました。テストの内容としては自分たちで台本を考え、それを使って会話をするというものです。学年が一年生ということだったので、どこの範囲まで習ったのかを聞き、それに合わせてチェックをし、文法や助詞などでミスをしている点についてはなぜ間違っているかなども説明をしました。
さらに今月は台湾にオープンしている日本のお店でアルバイトの面接があり、アドバイスがほしいということで来室してくれた学生がいました。日本語での面接のようで、どのように答えたらよいかというアドバイスをし、日本語での面接練習も行いました。
初めて来室してくれる学生は日本語学科のホームページに掲載しているチラシや友人の紹介で訪れたとのことで、チラシ掲載していただいてから多少期間は空くこともありますが宣伝の効果があるようで安心しました。
今月はGJOの部屋でクリスマスパーティーを開きました。もともと予定していた時間に間に合わないという学生もおり、2回に分けて開催することとなりました。まずは3名の学生が来てくれました。お菓子や飲み物を用意し、様々な話題で話をしました。その後、遅れて来室してくれた学生がおり、トランプをしたり夕食としてピザを食べたりと大変盛り上がり、楽しい会になりました。
11月 活動日誌
2019年11月30日
台湾オフィスコーディネーター 斎藤 郁哉
11月は気温が下がり雨の降る日も多くありました。時々晴れると前日との気温の差が大きく、突然気温が下がるときもあり、季節の変わり目でまだまだ油断できない時期です。
今月、淡江大学では中間テストがありました。学生たちもテスト勉強に専念するため、GJOの来室者はあまり多くありませんでした。一方で日本語の会話テストの問題について学生と一緒に検討する機会がありました。会話のテストの内容としては、テスト当日までに学生が自分で会話の内容を考えて発表するというもので、どのような内容にすると会話を成立させやすいかなどについてアドバイスをしました。また、同学生にすみませんとごめんなさいの使い分けについて質問を受け、場面や相手との距離感で使い分けるのがよいということで答えました。
先月の活動報告書にも多少書きましたが、GJOによく来室してくれる学生の中に交換留学を希望している学生がいます。今月も同様の話になり、面接でどのようなこと聞かれるかや答える際のポイントについてアドバイスをしました。面接は来年の三月で申し込みもまだ始まっていないようですが、日本語が非常に堪能な学生なので特に問題はないと思いますがサポートしていきたいと思います。
淡江大学には日本の高校や大学が交流で訪れることが多くあり、そういった際には日本語が話せる学生を募集しています。来年1月の頭頃に日本の高校が淡江大学に訪れるということで、GJOに来室してくれる学生に情報提供をしました。GJOに来室してくれる学生の中には日本人との交流に積極的な学生も多く、募集には限りがありますが、今後もこういった情報があれば学生たちに提供していきたいと思います。
昨年から日本へ1年間ワーホリに行っていた学生が台湾に帰ってきたということで訪ねてきてくれました。日本での経験について様々な話をしました。辛かったことも多かったようで、特に金銭面では苦労したようです。また、以前交換留学中の学生と話した時に、行く前には思ってもいなかったような問題にぶつかり苦労しているという話を聞きましたが、ワーホリでもやはり同様にそういった問題にぶつかったようです。
来月は昨年同様簡単にクリスマスパーティーのようなものを開けたらと思います。
10月 活動日誌
2019年10月31日
台湾オフィスコーディネーター 斎藤 郁哉
10月に入り、台湾もずいぶん寒くなってきました。それでも暑い日には30度近くになる日があるので、体調管理に気を付けたいところです。
10月も普段通りチャットや交流などの活動を行いました。今月は初めて来室してくれる学生も多くおり、また中にはほぼ毎日のように来室してくれる学生もいます。いずれにしても会話練習や日本人と交流したいということで来室してくれます。
学生たちと会話していて、10月の初めは自然と香港の話題になりました。6月の大規模なデモをきっかけに、台湾でも集会が開かれたりしました。また台湾のニュース番組では香港の話題を取り上げていることが多く、来室してくれる学生とは度々そのような話になりました。
ある学生は使っている教科書が中級から中高級に上がったようで、単語の意味はわかるけど読み方がわからないということで教えることが多くありました。また、その教科書のテーマから話題が発展し、そのテーマに沿って日本と台湾の違いを話すことも増えました。今学期は、様々な話題で日本と台湾の違いを話すことが増えたような印象を受けます。来室してくれる学生の多くは淡江大学のチャットコーナーというところで言語交換をしており、そこで疑問に思ったことなどをGJOで聞いてくれたりします。意見に偏りがないよう、様々な角度から話ができるよう心がけています。
来室してくれる学生の中には、卒業後日本で就職したい、または台湾にいても日本と関わりのある仕事をしたいという学生がいます。就職関連の話をする機会があったので、日本と台湾の就職活動の違いについて話しました。台湾では基本的に能力重視なため自分の大学の専攻や特技、それまでの経験などで大きく就職先が左右されてしまいます。日本の場合は就職した後に新入社員研修というのもあったりして、あまり専攻に関係なく、文系理系問わず就職ができるという話をしたところ、非常に驚いていました。
よく来室してくれる学生の中には日本へ交換留学を希望している学生がおり、留学先の大学をどこにするかなどで時々話をすることがあります。まだ先の話ではありますが、うまくサポートしていきたいと思います。
新学期が始まって多少遅くはなりましたが宣伝用のチラシ作成し、日本語学科のホームページに掲載してもらいました。今後も来室者を増やしていけるよう努力したいです。
9月 活動日誌
2019年09月30日
台湾オフィスコーディネーター 斎藤 郁哉
夏休みをいただき、8月の下旬に台湾へと戻ってきました。8月に入り、日本では相変わらず暑い日が続いていましたが、台湾は日本よりも涼しく感じました。9月の中ごろからは、気温は25度~30度で日本人にとってはまだまだ暑いですが、周りには長袖や上着を着ている人も増え、服装も徐々に変わってきているようです。9月30日には、台風の影響により淡江大学も休校となりました。
淡江大学では、9月5日、6日の二日間にわたって入学式及び安全講習が行われました。9月9日から学校が始まり、部活?サークルの勧誘等もあり構内は活気にあふれていました。
9月2日からGJOの活動を再開しました。9月の初めの一週間はまだ夏休み期間ではありましが、新入生は入学の手続きなどで大学に訪れていました。GJOにも日本語学科の事務の先生の紹介で、修士課程に入学した日本人の新入生の方が来室してくれました。入学に関連した書類や手続きについて幾つか質問を受けたので、お答えました。また、台湾でアルバイトなどをする際に必要な仕事許可証の申請の仕方についても説明しました。
GJOによく来室してくれる学生で、夏休みに旅行や短期留学で日本に行っていた学生がおり、どのようなことをしたのかや疑問に思ったことなどについて聞きました。中には日本に何度も行ったことのある学生おり、特に疑問に感じることはなかったという人もいました。
GJOに来室してくれる学生の中には日本語能力試験を受験したいという人がいます。日本への交換留学の際などにN2が条件となっているため、特にN2を取得したいと学生が多いです。しかし、日本語能力試験に関連した教材がオフィスにはなかったため、日本語学科の事務所から幾つか教材を借りてきました。今後、有効活用ができればいいかと思います。
以前から何度か活動報告内で書いているとは思いますが、淡江大学にはチャットコーナーという言語交換ができるスペースがあります。GJOの普段の活動は日本語の宿題のチェックや交流、雑談となっています。しかし、チャットコーナーと活動に差があまりないため、日本語学習という部分で来室者を増やせるよう、毎学期作成しているチラシに個別での日本語学習者の募集も内容として入れました。10月からそのチラシを活用して宣伝をしたいと思います。
6月 活動日誌
2019年6月30日
台湾オフィスコーディネーター 斎藤 郁哉
6月の前半は雨の降る日が続いていました。台湾では夜中に雨が降り明け方には晴れているといった天候の変化がよく見られます。地面が濡れている状態から晴れるため、朝外出すると蒸し暑さを感じます。日本ではあまりないような天候の変化で、日本と台湾との違いを感じます。
香港の逃亡犯条例が話題となっていますが、淡江大学でも集会が開かれていました。どうやら他の大学でも関連した活動があったようで、如何に波紋呼んでいるかを実感しました。
今月は卒業式がありました。5月、6月になると大学の構内ではアカデミックコートを着て写真を撮っている光景をよく目にします。観光地などでもアカデミックコートを着て写真を撮っている様子が見られ、また、卒業旅行先にもアカデミックコートを持って行って記念写真を撮る人もいるようです。卒業は悲しいというよりは、嬉しいや楽しいといった雰囲気を感じます。
今月は期末テストがあるためかあまり多くの人は来室しませんでしたが、雑談や交流を含め日本語の宿題のチェック等普段通りの活動はできました。また、時々来室してくれていた交換留学生が日本に帰るということで挨拶に来てくれました。
昨年と同様に七夕のイベントを開催しました。去年のように日本人をたくさん呼んで交流するといったことは出来ませんでしたが、5人の学生が来室してくれました。短冊に願い事を書く際には「~るように」や「~ますように」といった文型を確認しながら書きました。学生たちの中にはたくさんお願い事がある人もいるようで、短冊を一人で三枚書く人もいました。また、中国とアメリカの貿易摩擦等の時事問題や、統治時代、日本への卒業旅行など、幅広い話題で話をしました。統治時代については日本ではあまり聞いたことがなく、台湾に来て初めて聞くような話もあるので興味深いものでした。
6月22日から淡江大学は夏休みに入り、7月と8月とGJOの活動を休止させていただきます。9月からまた再開しますので尽力したいと思います。
5月 活動日誌
2019年5月31日
台湾オフィスコーディネーター 斎藤 郁哉
5月中旬頃から梅雨に入ったような雰囲気があり、湿気を強く感じるようになってきました。20日には大雨が降り、場所によっては冠水するところもありました。先月には強い地震があり、災害続きとなりました。また、日本よりも暑いイメージのある台湾ですが、北海道では39度を越え、最近では日本の方が暑いこともあるので台湾の方が過ごしやすいのかもしれません。
今月末台湾では、防空演習がありました。この演習は空襲を想定していて、毎年行われているものであり、淡江大学がある地域では、27日の13時30分から14時までの30分間は外出禁止となりました。もし外出した場合は最高で15万元(日本円で約52万円)の罰金があるようです。話によると以前は外出禁止だけではなく、電気等も消さなければいけなかったとのことでした。
今月は宣伝の効果があってか、たくさんの人が来室してくれました。普段通り、日本語の授業で分からなった部分の説明であったり、交流やチャットをしました。中には、淡江大学と同じ淡水区にある聖約翰科技大学から来室してくれた学生がいました。よく来室してくれる学生の友人で、日本人と交流したいとのことでした。他にも、訪日団の応募に必要な資料や卒業課題の文章のチェックをしてほしいということで来室してくれた学生がいました。単に日本語の表現や文法の間違いを直しただけなので、次回こういった学生が来室した際には、なぜ間違っているのか、どうしてこれが正しいのかといった説明ができるよう改善したいと思います。また、日本語の一人称の使い分けと敬語と普通体の使い分けについて質問を受けました。友達との関係性や相手が自分より目上か目下、または場面によって失礼ではないかどうかで判断するといったことで説明しました。これらについては何度か質問を受けていますが、敬語に関しては使う機会が少ないようで、丁寧体を正しく使えるようにということを加えてアドバイスしました。
宿題の日本語をチェックしていて気になる点がありました。主に文法の見直しでしたが、その中で「雷が鳴って電気が消えました」と書いていた部分を見つけました。表現として「雷が落ちて」ではないかと言ったところ、学生からは「雷が落ちるとはどういうことですか?」と言われました。どうやら中国語には雷が「落ちる」という表現がないようで、厳密にはたしかに雷は落ちているわけではないので、寧ろ日本語の表現のほうが変わっていると感じました。
人づてではありますが、GJOの方が日本語を話しやすいということを伺いました。淡江大学には、チャットコーナーと呼ばれる言語交流ができるスペースが設置されています。そちらに行く学生が、GJOにも来室してくれることが多く、そちらのチャットコーナーよりも日本語が聞き取りやすく、また、話しやすいとのことでした。この言葉を励みに今後もGJOの活動に尽力したいと思います。
来月は昨年同様七夕に関連したイベントを行いたいと考えています。しかし、来月は期末テストがあるため特定の日に決めたところで来れない可能性もあるので臨機応変に対応したいと思います。
4月 活動日誌
2019年4月30日
台湾オフィスコーディネーター 斎藤 郁哉
4月は比較に暑く、気温が30度を超えた日も多くありました。近年では、日本でも夏になれば台湾と変わりないような暑さですが、春から気温が高いとやはり台湾にいることを実感します。また、4月18日に台湾の花蓮で地震があり、震源地付近では震度7を観測しました。淡江大学のある淡水でも、強い揺れを感じ、緊張しました。がけ崩れ、ガス漏れ、電車が止まったりなど様々な被害があり、4月18日以降も花蓮付近では地震が続いているようで多少不安はありますが、学生が来室していた際に地震が起こっても大丈夫なように、今一度避難経路などを確認したいと思います。
今月、淡江大学では一週間の春休みと後期の中間テストがありました。その影響もあってか、GJOにはあまり多くの学生は来室しませんでした。そういった中でも留学を希望する学生が来室してくれました。淡江大学では3月に日本に交換留学するための試験がありますが、国際センターでは9月にも面接があるようで、その面接に向けて対策をしたいとのことでした。以前と同様に、どのような質問がされるか、どのように答えるのがいいかなどアドバイスをしました。
来室してくれた学生と話をしていて、中国語の中には日本から入ってきた言葉が多くあるということが話題に上がりました。「人気」、「達人」、「素人」といったものは日本語から入ってきた言葉であり、この他にもたくさんのことば日本語からの借用語として使われているようです。最近では「中二病」といった言葉も台湾では一般化しています。これもそのまま中国語の発音にすることで意味が通じます。また、カルフールというスーパーでは時々日本フェアをしており、その際に店員が背中に「激安」と書かれた法被を着ています。そのまま中国語として訳すと、「激しく安定」のような意味になってしまいますが、現在は「激安」がある程度定着し、意味を理解している人は多いだろうとのことでした。また、日本語のネット用語の話にもなりました。現在日本では多くのネット用語が広まってきていますが、日本語学習者にとっては悩める問題の一つのようです。
今月は宣伝活動として、直接日本語学科の先生のところへ伺い、GJOについて呼びかけてもらえるようお願いしました。また、5月はTAをしているクラスメイトの授業にお邪魔させてもらい、宣伝を予定しています。多くの人が来てくれるよう期待したいです。