最近の活動
1.研究活動業績

現在の研究課題

1.狩猟採集社会と農耕社会の相互依存関係の歴史過程
 現在、北部ルソン島カガヤン川下流域で実施されている考古学調査のテーマである。このテーマに至るまでには以下のような研究の過程を経ているので、その経緯をまず説明する。

石器研究: 
フィリピンでのフィールドワークを1982年に開始した段階では、まず洞穴追跡出土の石器群の機能と製作技術の分析を行い、修論にまとめた。
研究成果:?不定形剥片石器考ーフィリピン、ルソン島ラトゥ?ラトゥ洞穴出土石器群の分析?『史観』111: 88-1201984

イタのひとびとの民族考古学調査:

石器群の分析結果から「切る」「削る」という石器の機能が抽出されたが、それらの機能は直接環境に働きかける道具としてではなく、むしろ居住キャンプにおける調理や道具作成のための作業といった機能を予測することができた。では環境に直接働きかけるような道具はどのような素材で作成され、どのような環境コンテクストで使用されたのであろうか?この問題を考えるために、分析した洞穴遺跡から1日の行程に住む狩猟採集民イタのひとびとの集落に住みこんで、民族考古学調査を行った。
研究成果:「ペニアブランカ?ネグリート」『えとのす』2713-20, 55-731985


ラロ貝塚群調査
イタの民族考古学調査は、イタのひとびとが熱帯雨林環境内において狩猟、漁労、採集、農耕などの生業活動をどのように行っているか考古学の立場から観察しながら、過去を再構築するためのモデルづくりを行う目的をもっていた。なかでも石器群の分析結果から、かつて石器を用いて植物素材を加工し、道具として使用していたと予測できることから、現在の植物利用のあり方に注目していた。
しかしながらこの調査過程で、しばしば低地の農民がイタ族の集落を訪れ、イノシシやシカ、ハチミツやラタン(籐)の入手をイタのひとびとに依頼し、農作物や現金を媒介として資源交換が行われている様子を実見することができた。
このような交換の実態が過去にも存在したであろうという予測は、狩猟採集社会の現存という点から可能である。しかし、交換を媒介としてこれら2つの集団がどのような経済的、社会的あるいは政治的な関係を歴史を通じて保ってきたかという問題は、これまで設定されることはなかった。
この問題の解決は、地理的に広範な地域を設定し、その地域内での遺跡群の時間的推移を追うことによって可能となる。そこでカガヤン川下流域50km四方の調査地域を設定し、1985年から調査を開始した。
現在までにカガヤン河岸段丘上の貝塚遺跡を調査の中心に据え、遺物による地域的な編年作業を進めると同時に、丘陵地域の開地?洞穴遺跡の調査を併行して実施している。

2. アンコール遺跡群調査?修復
ユネスコの仕事でアンコール遺跡群の修復目的の考古学調査を行う。

3.
批判的地域主義に向けた地域研究のダイアレクテイック

本研究は、東京外国語大学に所属する地域研究者たちが、平成 27年から31年の5年間をかけ、 コンフリクト耐性という観点の導入によつて、地域研究を現在の世界のグローバル化に対応する 学問として刷新すべく取り組むものである。特に、2012年度に東京外国語大学に新しく設置され た、アフリカ、中央アジア、オセアニアという日本では未発展ではあるものの、現在の地政学に おいては欠かすことのできないこれらの地域の研究セクションの画期性を示すべく、これらの地 域研究を軸に現況の諸地域の社会的コンフリクトを分析し、その成果を超地域的に発題する形で 討議 ?検討を継続的に行って、経年的に成果を積み上げ、新たな地域研究のブィジョンを見出す ものだが、その取り組みは先述した五つの 「 研究論点」に則して行われる。 研究の展開自体は後出の 「 研究計画」に詳述しているが、【 貧困のボーダーレス化】という研究 論点では、先進地域と開発途上地域で同時に激増しているアンダークラスの問題を、従来の地域 の比較研究ではなく、グローバリゼーションの浸透による構造的な連関において成立しているこ とを明らかにする。【 国家の下位集団による社会的承認の越境的tll発 】という研究論点では、他者 化されてきた人々の新たな権利要求の顕現は、民主主義の発展である以上に、植民地主義 ?帝国 主義と産業資本主義を支柱に形成された近代国民国家体制が、グローバリゼーションによつてそ の体制基盤を侵食され、ネイションの規範力が弱体化していることの結果であることを、諸地域 で創発している権利運動をめぐるコンフリクトの共通性において論証する。【トランスボーダーな 宗教復興の拡大】という研究論点では、超国家化するイスラーム運動に着目し、グローバリゼー ション下で宗教化する諸社会に通底するコンフリクト耐性を易け 挟しようと試みる。【 国際政治のロ ーカリゼーション】という研究論点では、グローバリゼーションによる国際資本の介入によつて、 従来の資源の分配とコス トの関係をめぐる国内政治が、そのまま国際政治の問題として現出する ようになった事態を諸地域において解析して総合し、国際資本の論理の側から諸地域に生じてい るコンフリクトとコンフリクト耐性を解明する。【 歴史と責任の認識をめぐる抗争】という研究論 点では、東西冷戦終結後、一気にグローバリゼーションが加速することで、それまで (新)植 民 地主義や東西冷戦で封印されてきた諮問題が、国民国家体制では統御できない トランスナショナ ルな保障問題や多国間の領上問題として湧出し、諸地域に激しいコンフリク トを生み出している 事態を総合的に分析する。

研究成果:
論文?著書:
青柳洋治?Melchor Aguirela, Jr.?小川英文?田中和彦 1986 「カガヤン河下流域の貝塚」、『上智アジア学』4: 45-92

青柳洋治?
Melchor Aguirela, Jr.?小川英文?田中和彦 1988 「ラロ貝塚群の発掘」、『上智アジア学』6: 63-104

青柳洋治?
Melchor Aguirela, Jr.?小川英文?田中和彦 1989 「ラロ貝塚群の発掘(2)」、『上智アジア学』7: 101-131

青柳洋治?
Melchor Aguirela, Jr.?小川英文?田中和彦 1991 「ラロ貝塚群の発掘(3)」、『上智アジア学』9: 49-137

Ogawa, Hidefumi and Melchor Aguirela, Jr.
 1992 Data Report of the Archaeological Explorations in the Lower CagayanRiver, Northern Luzon, Philippines. 『国士舘大学宗教?文化研究所紀要』10: 41-114

小川英文 1986
?東南アジアの初期農耕論をめぐって?、スチュアート?ヘンリ編『世界の農耕起源』:175-225 雄山閣出版

小川英文 1994a
?漂流考古学?、宮本勝?寺田勇文編著『アジア読本フィリピン』: 170-178 、河出書房新社

小川英文 1994b
?フィリピン?田中啄編『最新海外考古学事情』: 139-148 ジャパン通信社

小川英文 1996a
?東南アジア考古学?吉村作治編著『はじめて出会う世界考古学
: 65-108、有斐閣

小川英文 1996b
?狩猟採集民ネグリトの考古学-共生関係が提起する諸問題-?、スチュアート?ヘンリ編『採集狩猟民の現在』: 183-222、言叢社

小川英文 1997
「貝塚洪水伝説-フィリピン、ルソン島北部カガヤン河下流域における貝採集民の民族考古学」、『東南アジア考古 学』17: 119-166

Aoyagi, Y., H. Ogawa and K. Tanaka
1998 Excavation, and Ornaments Discovered at the Magapit Shell-midden Site, in Northern Luzon. 『上智アジア学』15: 167-180.

Ogawa、H. 1998

Problems and Hypotheses on the Prehistoric Lal-lo, Northern Luzon, Philippines - Archaeological Study on the Prehistoric Interdependence between Hunter-Gatherers and Farmers in the Tropical Rain Forest -『東南アジア考古学』18: 123-166,

小川英文 1999a
考古学者が提示する狩猟採集社会イメージ」、『民族学研究』63-2: 192-202

Ogawa, H. 1999b Excavation of the Mabangog Cave, San Mariano, Lal-lo, Cagayan, Philippines.『東南アジア考古学』19: 93-114.

小川英文 1999c?東南アジア 発掘の歴史と考古学の課題古代への?あこがれ?が取り結ぶイデオロギーの磁場?吉村作治編『東南アジアの華 アンコール?ボロブドゥール』: 74-89、平凡社

小川英文 2000a ?狩猟採集民と農耕民の交流-相互関係の視角-?
、小川英文編『交流の考古学』: 266-295,、朝倉書店

小川英文 2000b
?総論 交流考古学の可能性?、小川英文編『交流の考古学』: 1-20朝倉書店

小川英文 2000c
?狩猟採集民??ナショナリズム?、?文明? 安斉正人編『用語解説 現代考古学の方法と理論III: 131-141, 187-198, 227-234, 同成社

小川英文 2000d 編著 『ラロ貝塚群の発掘調査東南アジア島嶼部先史時代の考古学的調査 Excavation of the Lal-lo Shell Middens』、
平成7年度-平成9年度文部省科学研究費補助金(国際学術研究)研究成果報告書(研究代表者:小川英文)Grant-in-Aid fro International Scientific Reserach(Field Research) The Ministry of Education, Science, Sports and Culture, (課題番号:070410069)、269ページ

Ogawa, H. 2000e Introduction: The Excavations of Lal-lo Shell Middens-Research Rationals and brief history of the project. H. Ogawa (ed.)  Excavation of the Lal-lo Shell Middens: 1-12. 平成7年度-平成9年度文部省科学研究費補助金(国際学術研究)研究成果報告書(研究代表者:小川英文)

Ogawa, H. 2000f Discussion and Conclusion. Ogawa (ed.) Excavation of the Lal-lo Shell Middens: 248-269. 平成7年度-平成9年度文部省科学研究費補助金(国際学術研究)研究成果報告書(研究代表者:小川英文)


小川英文 2001a ?都市と地方の生活?、大野拓司?寺田勇文編『現代フィリピンを知るための60章』: 106-109、明石書店

小川英文 2001b ?フィリピン民族博物館?、大野拓司?寺田勇文編『現代フィリピンを知るための60章』: 55-60、明石書店

小川英文 2001c ?ラロ貝塚群の発掘調査とその年代?『名古屋大学加速器質量分析計業績報告書』12: : 6-16、名古屋大学年代測定総合研究センター

小川英文 2002a  ?フィリピン、ラロ貝塚の人びとと暮らし?、第15回?大学と科学?公開シンポジウム組織委員会編『東南アジア考古学最前線』:  22-33、クバプロ、2002

Ogawa, H. 2002b (編著) Archaeological Research on the Lower Cagayan River- Study on the Historical Process of Hunter-Gatherer / Farmer  Interdependent Relationship -. 232 pages. 平成11年度-平成13年度文科省科学研究費補助金(基盤A(2)海外学術調査)研究成果報告書(研究代表者:小川英文)、Report for the Grant-in-Aid for International Scientific Research (Field Research), 2003-2005.The Ministry of Education, Science, Sports and Culture. (課題番号:
11691012)

Ogawa, H. 2002c
 Chronological Study on the Red-slipped Pottery of Lal-lo Shell Middens. H. Ogawa (ed.) Archaeological Research on the  Lower Cagayan River- Study on the Historical Process of Hunter-Gatherer / Farmer Interdependent Relationship -: 79-102. 平成11年度-平成13度文科省科学研究費補助金(基盤A(2)海外学術調査)研究成果報告書(研究代表者:小川英文)


Ogawa, H. 2002d 
Chronological Context of Non-Decorated Black Pottery Phase of Lal-lo Shell Middens- Analyses of the Black Pottery from Conciso Site in the Lal-lo Shell Middens. H. Ogawa (ed.) Archaeological Research on the Lower Cagayan River-  Study on the Historical Process of Hunter-Gatherer / Farmer Interdependent Relationship -: 103-116. 平成11年度-平成13度文科省科学研究費補助金(基盤A(2)海外学術調査)研究成果報告書(研究代表者:小川英文)


Ogawa, H. 2002e Archaeology and Archaeologists’ Image Representation for the Past. H. Ogawa (ed.) Archaeological Research on the  Lower Cagayan River- Study on the Historical Process of Hunter-Gatherer / Farmer Interdependent Relationshi-:225-232. 平成11年度~平成13度文科省科学研究費補助金(基盤A(2)海外学術調査)研究成果報告書(研究代表者:小川英文)


小川英文 2002f 
?ラロ貝塚群赤色土器の様相-無文赤色土器の位置づけをめぐって-?
『東京外大 東南アジア学』7: 73-96


Ogawa, H. 2002g Chronological Study on the Red-slipped Pottery of Lal-lo Shell Middens - Special Reference on the non-decorated Red-slipped Pottery under the Shell Middens-  『東南アジア考古学』 22: 59-80.

小川英文2002g ?フィリピン民族博物館?大野拓司?寺田勇文編『現代フィリピンを知るための60章』: 5560、明石書店

小川英文2002h「暮らしの断面」、大野拓司?寺田勇文編『現代フィリピンを知るための60章』: 106109、明石書店

Ogawa, Hidefumi  2002i  Images of Jomon Hunter-Gatherers Represented by Japanese Archaeology. Senri Ethnological Studies 60: 183-190.

三原正三?奥野充?小川英文?田中和彦?中村俊夫?小池裕子 2002a  AMS 14C age of Cagayan shell-midden Sites, Northern Luzon, Philippines. 小川英文編『ラロ貝塚群の発掘調査』: 117-124平成1113年度科学研究費補助金(基盤A(2))研究成果報告(研究代表者:小川英文)

三原正三?奥野充?小川英文?田中和彦?中村俊夫?小池裕子 2002b  ?フィリピン、ラロ貝塚群出土遺物のAMS14C年代と出土人骨の食性分析?、『名古屋大学加速器質量分析計業績報告書』13: 82-104

小川英文 2003a ラロ貝塚群出土有文黒色土器群の型式学的編年研究 『東南アジア考古学』23: 23-57 (Chronological Study on the Decorated Black Pottery Assemblege from Lal-lo Shell Middens. Journal of Southeast Asian Archaeology 23: 23-57. In Japanese)

小川英文 2003b ?野性の残像-過去をめぐるイデオロギーの磁場」、スチュアート ヘンリ() 『?野生?の誕生-未開イメージの歴史』:71-102、世界思想社(Afterimage of Wildness ? Ideological Magnetic Field on the Past. In H. Stuart (ed.) Dawn of Wildness ? History of Primitive Image: 71-102. Kyoto: Sekaishisosha.

三原正三?宮本一夫?小川英文?中村俊夫?小池裕子 2003   ?黒色土器?繊維土器の前処理法と炭素含有量について?、『名古屋大学加速器質量分析計業績報告書』14: 33-37.

Ogawa, H. 2004a Chronological Context of Non-Decorated Black Pottery Phase from Lal-lo Shell Middens - Analyses of the Black Pottery from Conciso Site, Catayuan Shell Midden, in the Lal-lo Shell Middens, Northern Luzon, Philippines. In V. Paz (ed.) Festshivft for Dr. Wilheilm G. Solheim II: 184-208. Quezon City: The University of the Philippines Press.

小川英文 2004b ?川と山の民の考古学事始
フィリピン、ラロ貝塚群の編年研究?、『考古学ジャーナル』518: 29-32

小川英文 2004c ?ラロ貝塚群出土土器群の型式学的編年研究?、『長野県考古学雑誌』105: 1-33 Typological and Chronological Study on the Pottery Assemblages from Lal-lo Shell Middens, Northern Luzon,Cagayan. Journal of Archaeological Society of Nagano Prefecture 105: 1-33.

小川英文 2004d ?時間のモノサシをつくる-フィリピン、ラロ貝塚群の考古学調査?、『外大東南アジア学』9: 141-152.

小川英文
2004e  ?カガヤン川下流域における貝塚遺跡群出土土器の編年的研究?、平成15年度『高梨学術奨励基金年報』: 47-52


Aoyagi, Y. and H. Ogawa  2004  Chinese Trade Ceramics of the Thirteenth and Fourteenth Centuries Discovered on the Malabar Coast. In N. Karashima (ed.) In Search of Chinese Ceramic-sherds in South India and Sri Lanka: 47-54. Tokyo: Taisho University Press.


三原正三?小川英文?黒坂禎二?中村俊夫?小池裕子
2004     ?土器内部の炭素を用いたAMS14C年代測定?、『名古屋大学加速器質量分析計業績報告書』15: 235-240

小川英文 2005a ?森と川の民の交流考古学-先史狩猟採集社会と農耕社会との相互関係史?、池谷和信編『熱帯林に暮らす人々』: 35-63、人文書院 (Archaeology of Social Interactions ? Prehistoric Interdependent Relationships between Hunter-Gatherers and Lowland Farmers. In K. Ikeya (ed.) Forest People in the Asian Tropics: 35-63. Kyoto: Jinbunshoin. In Japanese.2005年
Ogawa, Hidefumi 2005b Typological Chronology of Pottery Assemblages from the Lal-lo Shell Middens in Northern Luzon, Philippines.『東南アジア考古学』25: 1-31.


三原正三?小川英文?田中和彦?中村俊夫?小池裕子
  2005   ?フィリピン、ラロ貝塚群における剥片石器~無文黒色土器群期のAMS14C年代?、『名古屋大学加速器質量分析計業績報告書』16: 169-180

Mihara, S., k. Miyamoto, H. Ogawa, T. Kurosaka, T. Nakamura and H. Koike  2005  AMS 14C dating using black pottery and fiber pottery. Radiocarbon 46-1: 407-412.


小川英文 2006a ?大貝塚を作った人々:ルソン島ラロ貝塚群?、 図1図2 印東道子編『西太平洋の島々における資源利用』: 173-196、明石書店


小川英文
2006b ?日本国政府アンコール遺跡救済チーム報告31 考古班?
『絲綢之路』2006年新春号: 7

小川英文 2006c 「先史狩猟採集社会と農耕社会の相互関係への考古学的アプローチ」、小川英文?ウイルフレド P. ロンキリオ編『北部ルソン島ラロ貝塚群の発掘調査―先史狩猟採集社会と農耕社会の相互関係の解明―』: 66-75、平成15年度-平成17度科学研究費補助金(基盤A(1)海外学術調査)研究成果報告書(研究代表者:小川英文)
 

Hidefumi Ogawa
, Wilfredo P. Ronquillo and Ame M. Garong  2006  
Typological and Chronological Studies on the Decorated Black Pottery Assemblage from Lal-lo Shell Middens 『東南アジア考古学』26: 1-33.

小川英文?ウイルフレド P.ロンキリオ編、Hidefumi Ogawa and Wilfredo P. Ronquillo (eds.) 2006
北部ルソン島ラロ貝塚群の発掘調査―先史狩猟採集社会と農耕社会の相互関係の解明―Excavations on the Lal-lo Shell Middens, Northern Luzon, PhilippinesArchaeological Studies on the Hunter-Gatherer/Farmer Interdependent Relationship. 』、平成15年度-平成17度科学研究費補助金(基盤A(1)海外学術調査)研究成果報告書(研究代表者:小川英文)、2006年、Report for the Grant-in-Aid for International Scientific Research (Field Research), 2003-2005.The Ministry of Education, Science, Sports and Culture. (課題番号:15251005)145

小川英文 2007a  ?ラロ貝塚群調査30年の研究成果?、青柳洋治先生退職記念論文集編集委員会編『地域の多様性と考古学』: 267-283、雄山閣、
表 1. ラロ貝塚群出土AMS14C年代測定値

三原正三?小川英文?田中和彦?中村俊夫?小池裕子 2007  ?AMS^14 C 年代測定によるフィリピン、Lal-lo貝塚群の編年?青柳洋治先生退職記念論文集編集委員会編『地域の多様性と考古学』: 335-346雄山閣

小川英文 2007b ?先史狩猟採集社会と農耕社会-?資源?をめぐる相互依存関係の歴史過程? 、印東道子編『生態資源と象徴化』: 65-98、弘文堂

小川英文 2008 (共編著) 『新版 東南アジアを知る事典』、平凡社

小川英文 2009a  Archaeological Approaches to the Interdependent Relationships between Prehistoric Hunter-Gatherers and Farmer Societies. In Ikeya, K., H. Ogawa and .P. Mitchell (eds.) Interactions between Hunter-Gatherers and Farmers: from Prehistory to Present. Senri Ethnological Studies 73: 53-67. 国立民族学博物館

小川英文 2009b  共編著 Ikeya, K., H. Ogawa and P. Mitchell (eds.) Interactions between Hunter-Gatherers and Farmers: from Prehistory to Present. Senri Ethnological Studies 73. 国立民族学博物館

小川英文 2009c   共著 大野拓司?寺田勇文編『現代フィリピンを知るための61』、明石書店

小川英文 2009d 「太平洋の島国?フィリピンの大要と歴史」, 『海と船の雑誌?ラ メール』198: 14-17、(財)日本海事広報協会, 198巻, 14-17

小川英文
 2010     ?先史狩猟採集社会と農耕社会との?資源?をめぐる相互依存関係の歴史過程-フィリピン北部カガヤン川下流域の考古学調査?、菊池徹夫編『比較考古学の新地平: 927-936、同成社

小川英文2010a  ?東南アジア先史社会研究と縄文時代研究との接点-縄文と弥生の移行期のできごと?、小杉康?谷口康浩?西田泰民?水ノ江和同?矢野健一編『縄文文化の輪郭 比較文化論による相対化[縄文時代の考古学1]』、同成社

小川英文2013  ?外国考古学調査経営論実践東南アジアのフィールドから」、吉村作治先生古稀記念論集編集委員会編『永遠に生きる』: 61-71中央公論美術出版

小川英文 2014  共編著『東南アジアを知るための50章』、明石書店

2014 「東南アジア考古学を”考古学する”」、今井昭夫?東京外国語大学東南アジア課程編『東南アジアを知るための50章』: 37-46, 明石書店

2014
 「作物を作る-東南アジアの生業活動」、今井昭夫?東京外国語大学東南アジア課程編『東南アジアを知るための50章』: 144-150, 明石書店

2014 「コラム4 フィリピンのスーパースター」、今井昭夫?東京外国語大学東南アジア課程編『東南アジアを知るための50章』: 234-236, 明石書店

2014 「各国概要 フィリピン」、今井昭夫?東京外国語大学東南アジア課程編『東南アジアを知るための50章』: 421-422
, 明石書店

2014 「東南アジアの自然環境と人びと」、今井昭夫?東京外国語大学東南アジア課程編『東南アジアを知るための50章』: 16-23
, 明石書店

2016 「人びとはどこから来たのか」、鈴木伸隆ほか編『フィリピンを知るための64章』: 82-4、明石書店, 明石書店

2016 『東アジアで考える戦争民主主義と戦後日本』科研基盤(A)「批判的地域主義に向けた地域研究のダイアレクティック」2015年度報告書, 東京外国語大学, 単行本(学術書), 共著, 2016

2016 『グローバル化時代の地域研究-ナイジェリアの地域紛争を事例に考える』、科研基盤(A)「批判的地域主義に向けた地域研究のダイアレクティック」2016年度報告書, 東京外国語大学, 単行本(学術書), 共著, 2016年

2017 『近現代中央アジアにおけるイスラームの展開』、科研基盤(A)「批判的地域主義に向けた地域研究のダイアレクティック」 2016年度科研報告書, 東京外国語大学, 単行本(学術書), 共編著, 2017年

2017 ?青柳洋治先生追悼文アジアに躍動する青柳先生、永遠に!?、『東南アジア考古学』37: 87-88


2018 『ベンガル地域研究の基本視座を求めて』、谷口晋吉先生記念シンポジウム記録「南アジアにおけるベンガルを問う」, 科研基盤(A)「批判的地域主義に向けた地域研究のダイアレクティック」2017年度科研報告書, 東京外国語大学, 単行本(学術書), 共編著, 2018年

2018 For the memories of Prof. Aoyagi, who dedicated his life to research of the Asian archaeology dynamically. Journal of Southeast Asian Archaeology 38: 87-88.

学会発表
(1) ?フィリピン、ラロ貝塚群の考古学調査?、東南アジア考古学会第16回大会発表要旨、上智大学、1992年、Lal-lo Shell Middens on the Lower Cagayan River, Northern Luzon, Philippines.『東南アジア考古学会会報』1364-66.1993
(2) ?貝塚洪水伝説-ラロ貝塚群の民族考古学的調査-?、東南アジア考古学会月例会、代々木オリンピック村、1992年、Shell Midden Was Made by the Noachian Deluge - Preliminary Report on the Ethnoarchaeological Research on the Shell Gatherers at Lal-lo Shell Middens on the Lower Cagayan River, Northern Luzon, Philippines.『東南アジア考古学会会報』1367-711993
(3) ?東南アジア島嶼部における完新世海水面変動が引き起こした生業戦略変化の考古学的事例?、東南アジア考古学会月例会発表要旨、上智大学、1992年、Archaeological Traits of the Strategic Change in Natural Resource Exploitation by the Mid-Holocene Sea Level Change in Insular Southeast Asia.『東南アジア考古学会会報』13721993
(4) ?ラロ貝塚群の調査?、東南アジア考古学会第17回大会発表要旨、上智大学、1993

(5)「地域世界の考古学:マレー半島 テーマ趣旨説明」東南アジア考古学会第19回大会発表要旨、早稲田大学、1995
6Shell Midden was made by the Noahchian Deluge- Prehistory of the Lower Cagayan River, Northern Luzon, Philippines -国際フィリピン研究者会議発表要旨、ハワイ大学、1996
7Excavation, and Ornaments Discovered at the Magapit Shell-midden Site, in Northern Luzon. At the SPAFA Conference on Current Developments of Southeast Asian Archaeology and Museum Studies. National Museum, Manila, Philippines. 1997
8 ?ネグリトの考古学?、シンポジウム“採集から農耕へ”、東京大学、1997

9)「考古学者が提示する狩猟採集民イメージ」日本民族学会第32回大会発表要旨、1998
10Image of Jomon Hunter-Gatherers Represented by Japanese Archaeology. 第8回狩猟採集民研究国際会議(The 8th International Conference for the Hunter-Gatherers Studies (CHAGS 8))発表要旨、1998
(11) ?東南アジアと日本の貝塚の比較?、東南アジア考古学会 23回大会発表要旨、東京大学、1999

(12)AMS14C年代にもとづくフィリピン?カガヤン川貝塚群遺跡の編年」 三原正三(九州大院?比文)、奥野充(福岡大? 理)、小川英文(東京外国語大学)、田中和彦(千葉敬愛大学),中村俊夫(名古屋大学?年代セ) 小池裕子(九州大院?比文) Radiocarbon-chronology for Cagayan shell-midden sites, Northern Luzon, Philippines.  Shozo. MIHARA, Mituru. OKUNO,    Hdehumi. OGAWA, Kazuhiko. TANAKA, Toshio.NAKAMURA and Hiroko. KOIKE. 日本人類学会第 回大会発表要旨、東京大学、2000
(13) ?ラロ貝塚での人びとの暮らし?、パネルディスカッション?東南アジアの考古学はおもしろい?、第15回?大学と科学?公開シンポジウム『東南アジア考古学最前線』、福岡イムズホール、2001
(14) ?フィリピン、カガヤン州ラロ貝塚群の発掘調査と年代測定?、第13回名古屋大学タンデトロン加速器質量分析計シンポジウム、名古屋大学年代測定センター、2001
(15) Archaeology and Archaeologists' Image Representation for the Past. Paper presented for the Tokyo Philippine Study Seminor 2001, Sophia University, May 12, 2001 →和文要約
(16)2002 ?北部ルソン島の考古学-石器研究、民族考古学、貝塚調査?、科研特定領域研究?資源の分配と共有に関する人類学的総合領域の構築?生態資源班研究会、国立民族学博物館
(17) 2003
?フィリピン?アグタの20年?、共同研究?アジアにおける環境保全と生態史の人類学的研究?、国立民族学博物館

(18) 2003 ?貝塚洪水伝説‐フィリピン、ルソン島カガヤン川下流域における貝採集民の民族考古学?、共同研究?西部太平洋島嶼民の居住戦略:資源利用と外界接触?、国立民族学博物館

(19) 2004「狩猟採集社会像と東南アジア考古学」、大阪大学研究推進室文系WG?地域研究ワークショップ第1回「世界史とアジア研究」、大阪大学

(20) 2005 MIHARA, S., Ogawa, H., NAKAMURA, T. and KOIKE, H.  A New methodology for AMS ^14 C dating of black pottery. Tenth International Conference on Accelerator Mass Spectrometry (AMS-10). Berkeley, USA, September, 2005.

(21) 2005 三原正三_?小川英文?田中和彦?中村俊夫?小池裕子 ?AMS^14 C 年代測定を用いたフィリピン、ラロ貝塚群の編年?、日本人類学会. 横浜. 200511
(22) 2006 Interdependent Relationships between Prehistoric Hunter-Gatherer and Farmer Sociaties / Based on the Archaeological Date from the Lower Cagayan River, Northern Luzon, Philippines. Session of the Interactions between Hunter-gatherers and Farmers in Prehistory and History. World Archaeological Congress (WAC) Intercongress.January 12-15, 2006, Osaka, Japan.
(23) 2006 Organizer and Chair of the panel 7 (Panel Title: New Discoveries of Philippine Archaeology in the Past Ten Years) of the first Philippine Studies Conference of Japan, November 11-12, 2006, Tokyo Green Palace, Ichigaya, Tokyo.

2015a 主催?書評コロキウム?琉球?朝鮮??島嶼?へと、植民地併合の歴史を問う 波平恒男著『近代東アジア史のなかの琉球併合』?、2015年05月30日、東京外国語大学海外事情研究所

2015b 主催?中野敏男先生記念国際シンポジウム?戦後70年企画国際シンポジウム?東アジアで考える 戦争民主主義と戦後日本」、2015年12月12日、東京外国語大学

阿佐美敦子?小川英文
2015a ?Skypeによる日本?フィリピン異文化理解プロジェクト?、日本?アジア英語学会?第37回全国会, 日本?アジア英語学会?, 東洋英和女子大学大学院キャンパス
2015b ?グローバル時代の異文化間コミュニケーション能力と英語教育?, 大学英語教育学会(JACET)第54回(2015年度)国際大会、大学英語教育学会(JACET), 鹿児島大学郡元キャンパス

2016a 主催?第2回書評コロキアム 駒込武著『世界史のなかの台湾植民地支配―台南長老教中学校からの視座』をめぐって」2016年03月17日、東京外国語大学海外事情研究所

2016b 主催?島田周平先生記念国際シンポジウム?アフリカの紛争を地域からみる?、2016年06月11日、東京外国語大学

2016c 主催?小松久男先生記念国際シンポジウム?中央アジア地域研究の地平をひらく?、2016年12月10日、東京外国語大学

2016d ?狩猟採集社会と農耕社会の相互関係の歴史へ考古学的にアプローチするには??、合同研究会?狩猟採集民と農耕?牧畜民の交渉史?、北海道大学アイヌ?先住民研究センター?生業と食?プロジェクト、東京外国語大学本郷サテライト
阿佐美敦子?小川英文
2016 ?Skypeによる日本?フィリピン異文化理解プロジェクト, 異文化コミュニケーション学会第31回年次大会, 国内会議, 異文化コミュニケーション学会, 口頭(一般), 名古屋外国語大学, 2016年

2017a 共催「科研ワークショップ 近現代東アジアの人流統治を問い直す~帝国の力が重ね書きされた場所で~第1セクション「指紋管理技術の帝国間連鎖とそのアクチュアリティ~高野麻子著『指紋と近代』(みすず書房、2016 年)をめぐって~」、2017年03月04日、東京外国語大学海外事情研究所

2017b 共催?科研ワークショップ 近現代東アジアの人流統治を問い直す~帝国の力が重ね書きされた場所で~第2 セクション??強制送還」から問い直す主権と主体の歴史性?、2017年03月05日、東京外国語大学海外事情研究所

2017c 主催?谷口晉吉先生記念国際シンポジウム?南アジアにおけるベンガルを問う??、2017年05月13日、東京外国語大学

2017d 主催?書評報告会?シリーズ—島嶼研究の新地平」、琉球人と近代西洋との最初の出会い—バジルホール著『朝鮮?琉球航海記』(1818)を中心に?、2017年09月30日、東京外国語大学海外事情研究所

2017e 主催?第3回書評コロキウム?群島?という現場-帝国?主権?グローバリゼーション?、2017年12月09日、東京外国語大学海外事情研究所

2018 共催?国際シンポジウム?帝国(間)を巡る人流: 多様な帝国的主体の離散と集住?、国際シンポジウム?帝国(間)を巡る人流: 多様な帝国的主体の離散と集住」、同志社大学(今出川キャンパス)、良心館

2019a 主催?書評コロキウム 冷戦期東アジアと〈廃墟学〉の射程:逆井聡人『〈焼跡〉の戦後空間論』(青弓社、2018年)をめぐって」、文科省科研基盤研究(A)「批判的地域主義に向けた地域研究のダイアレクティック」2019年3月17日、東京外国語大学海外事情研究所

2019b 共催TUFS&DOCKS共同ワークショップ?コリア学の新地平<第1部>?、TUFS&DOCKS共同ワークショップ?コリア学の新地平<第1部>」、文科省科研基盤研究(A)「批判的地域主義に向けた地域研究のダイアレクティック」、同志社大学コリア研究センター共催、2019年3月24日同志社大学コリア研究センター

2019c 共催TUFS&DOCKS共同ワークショップ?コリア学の新地平<第2部>?、文科省科研基盤研究 ?批判的地域主義に向けた地域研究のダイアレクティック」、同志社大学コリア研究センタ ー共催、2019年3月24日、岡まさはる記念長崎平和資料館

2019e 主催?科研研究会報告: 内海愛子?東アジアの歴史とその和解を考える―東京裁判とサンフランシスコ平和条約の視点から」 2019年12月3日 、主催: 基盤研究A?批判的地域主義に向けた地域研究のダイアレクテイック?(研究代表: 小川英文)、東京外国語大学海外事情研究所

2020a 主催?カレー?をひもとく―帝国からグローカリゼーションへ 講演 Curry: From obscure origins to a globalized dish 講師: Prof. Cecilia Leong-Salobir (西オーストラリア大学教授)、 2020年2月9日、主催: 基盤研究A「批判的地域主義に向けた地域研究のダイアレクテイック」(研究代表者: 小川英文)、東京が国語大学海外事情研究所

2020b 主催?ワークショップ東京のカレーを歩く?、カレーをめぐるスタディ?ツアー、 2020年2月10日、主催: 基盤研究A?批判的地域主義に向けた地域研究のダイアレクテイック」(研究代表者: 小川英文)、東京が国語大学海外事情研究所

2020c共催?オンライン国際ワークショップ?日米帝国の総力戦?マイノリティ動員?レイシズムを相比する」、増渕あさ子, 中野敏男, 李孝徳, 水谷智, 酒井直樹, 米山リサ, 板垣竜太, 中村理香, 北原恵, タカシ?フジタニ、2020年8月29日、共催: 科研「批判的地域主義に向けた地域研究のダイアレクティック」(研究代表者: 小川英文)

研究ノート
(1)Shell Midden Sites in the Lower Part of Cagayan River.『東南アジア考古学会会報』629-31, 1986

(2)「フィリピン考古学の最近の話題」『モンゴロイド』創刊準備号:21-23, 1988

(3)「フィリピン考古学の現状」『東南アジア考古学会会報』951-57. 1988

(4)「東南アジア考古学ー多様性の説明」『法政考古』1495-99, 1988

(5)「東南アジアの考古学?民族学」『早稲田大学語学教育研究所紀要』3874-77, 1988
(6)  ?カガヤン川下流域における貝塚遺跡群出土土器の編年的研究?、平成15年度『高梨学術奨励基金年報』:47-522004、年

(7)  ?時間のモノサシをつくる-フィリピン、ラロ貝塚群の考古学調査?、『外大東南アジア学』9: 141-152、2004年

(8) Archaeological Traits of the Strategic Change in Natural Resource Exploitation by theMid-Holocene Sea Level Change in Insular Southeast Asia.『東南アジア考古学会会報』13: 72、1993年
(9)Shell Midden Was Made by the Noachian Deluge - Preliminary Report on the EthnoarchaeologicalResearch on the Shell Gatherers at Lal-lo Shell Middens on the Lower Cagayan River, Northern Luzon, Philippines.
『東南アジア考古学会会報』13: 67-71、1993年
(10)Lal-lo Shell Middens on the Lower Cagayan River, Northern Luzon, Philippines.『東南アジア考古学会会報』13: 64-66、1993年

(11) ?ベトナム陶磁と南海交易?、『国士舘大学教養論集』34: 123-124、1992年

翻訳
()   「ラグナ銅板の発見」アントン?ポストマ著、小川英文訳、宮本勝?寺田勇文編『アジア読本フィリピン』:179-184 河出書房新社, 1994

8.書評
(
)   「書評『八重山の考古学』」、『季刊考古学』72: 892000

9.その他
(1)「学会動向 ペニアブランカにおけるI.P.P.A. Congress」『東南アジア考古学会会報』5: 23-26, 1985

(2)「文献紹介 サバ博物館、オタゴ大学人類学部出版物」『東南アジア考古学会会報』5: 26-27, 1985

(3)「私のフィリピン印象記」『月刊アピック』15314-15、国際協力推進協会、1990

(4)「フィリピンで考古学?」『月刊Keidanren』2月号:58-59、経済団体連合会、1998

(5)「SPAFA国際会議に参加して」『東京外大東南アジア学』4  1998


2.学会発表


2006年11月12日 Organizer and Chair of the panel 7 (Panel Title: New Discoveries of Philippine Archaeology in the Past Ten Years) of the first Philippine Studies Conference of Japan, November 11-12, 2006, Tokyo Green Palace, Ichigaya, Tokyo.

2006年1月13日 Interdependent Relationships between Prehistoric Hunter-Gatherer and Farmer Societies / Based on the Archaeological Date from the Lower Cagayan River, Northern Luzon, Philippines. Session of the Interactions between Hunter-gatherers and Farmers in Prehistory and History. World Archaeological Congress (WAC) Intercongress.January 12-15, 2006, Osaka, Japan.

2004年11月30日「狩猟採集社会像と東南アジア考古学」、大阪大学研究推進室文系WG?地域研究ワークショップ第1回「世界史とアジア研究」、大阪大学

2004年3月23日(土) 余語科研?月例研究会?フィリピン国立博物館 「考古学の研究法と過去表象」レジュメ

2003年12月20日(土) 国立民族博物館?印東研?共同研究会 「貝塚洪水伝説」レジュメ

2003年5月17日(土) 余語科研?月例研究会?早稲田大学 「野生の残像-過去をめぐるイデオロギーの磁場」 レジュメ

2003年2月8日(土) 国立民族博物館?池谷研?共同研究会 「フィリピン?アグタの20年」 レジュメ

2002年11月16日(土) 特定領域資源研?印東班研究会 「ラロ貝塚の発掘調査-石器研究、民族考古学、貝塚調査」 於国立民族博物館 レジュメ レジュメ2

2001512() 東京フィリピンセミナー2001 於上智大学 プログラム  発表原稿(英文)   邦文

200127()  名古屋大学年代測定総合研究センター?シンポジウム 於名古屋大学 発表原稿

20012月3,4日(,日)?ラロ貝塚での人びとの暮らし?、パネルディスカッション?東南アジアの考古学はおもしろい?、第15回?大学と科学?公開シンポジウム『東南アジア考古学最前線』、福岡イムズホール、2001


3.調査活動
2006年8月-9月 ラロ貝塚群調査(フィリピン、カガヤン州)
2006年2月-3月 ラロ貝塚群出土遺物分析(フィリピン、カガヤン州)
2005年8月-9月 ラロ貝塚群調査(フィリピン、カガヤン州)
2005年2月-3月 ラロ貝塚群出土遺物分析(フィリピン,カガヤン州
2004年8月-9月 ラロ貝塚群調査(フィリピン、カガヤン州)
2004年2月-3月 ラロ貝塚群出土遺物分析(フィリピン,カガヤン州)
2003年8月-9月 ラロ貝塚群調査(フィリピン、カガヤン州)
2003年2月-3月 ラロ貝塚群調査(フィリピン、カガヤン州)
2002年8月-9月 ラロ貝塚群調査(フィリピン、カガヤン州)
2002年2月-3月 ラロ貝塚群出土遺物分析(フィリピン,カガヤン州)
2001年8月-9月 ラロ貝塚群調査(フィリピン、カガヤン州)
2001年2月-3月 ラロ貝塚群出土遺物分析(フィリピン、カガヤン州)
2000年8月-9月 ラロ貝塚群調査(フィリピン、カガヤン州)
2000年2月-3月 ラロ貝塚群出土遺物分析(フィリピン、カガヤン州)
1999年7月-8月 ラロ貝塚群調査(フィリピン、カガヤン州)
1998年2月-3月 ラロ貝塚群出土遺物分析(フィリピン、カガヤン州)
1997年7月-8月 ラロ貝塚群調査(フィリピン、カガヤン州)
1997年2月-3月 ラロ貝塚群出土遺物分析(フィリピン、カガヤン州)
1996年7月-8月 ラロ貝塚群調査(フィリピン、カガヤン州)
1996年2月-3月 ラロ貝塚群出土遺物分析(フィリピン、カガヤン州)
1995年7月-8月 ラロ貝塚群調査(フィリピン、カガヤン州)


4.2006年度学外共同研究分担
1.代表者:印東道子 国立民族学博物館 
 『西部太平洋島嶼民の居住戦略:資源利用と外界接触』
国立民族学博物館

2.特定領域『資源人類学』代表者:内堀基光(東京外国語大学?AA研)
 「生態資源の選択的利用と象徴化」班員:班長:印東道子(民博)
     平成14年度から18年度
3.科研基盤研究(B)(1) 代表者:余語琢磨(自治医科大学?看護学部)

 「近代における「考古学」の役割の比較研究-その本質的表象と政治的境界の関連を軸に」 平成15年度から17年度