あなたの知らない、世界の希少言語:世界6大陸、100言語を全力調査!
- 刊行
- 著者等
- ゾラン?ニコリッチ(著)、藤村 奈緒美(訳)、山越 康裕、塩原 朝子(日本語版監修)
- 出版社
- 日経ナショナルジオグラフィック社
内容の紹介
(出版社HPより)
アフリカのハッザ語からパタゴニアのヤーガン語まで、歴史を作り、そして翻弄された、ことばの深みと面白さ!
ある地域で、同じ国のほかの住民にはほとんど理解できない言語が話されているのはなぜか。まったく関係のなさそうな遠い場所で、同じ言語が話されているのはなぜか。なぜ、どうやって言語は変化するのか――。
いくつもの言語に囲まれる環境で育ち、国境や政治地理の研究をライフワークとしてきたユーゴスラビア(現セルビア)生まれの著者が、世界中からあまり知られていない100以上の言語を集め、「それらが使われている地域の歴史」「話者が置かれている現在の状況」「言語がたどってきた変遷」を紹介する。地図と写真と文章でわかりやすく、リファレンスガイドとして誰もが楽しめる一冊。
監修者のコメント
山越康裕(アジア?アフリカ言語文化研究所/准教授)
塩原朝子(アジア?アフリカ言語文化研究所/教授)
一般向けに書かれた世界の「めずらしい」言語のガイドブックです。専門的な内容は含まず、旧ユーゴスラビア出身という原著者の視点でさまざまな言語の社会言語学的状況が紹介されています。「多文化共生」「異文化理解」「トランスカルチャー」といった昨今の社会のあり方を考えるうえでも、本書で紹介されるさまざまな言語の現状を知ることは有意義だろうと思います。