東京外大の語劇、町へ、世界へ
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毎年秋の外語祭の名物は、ご存じ「語劇」です。27の専攻言語での演劇が上演されます。その完成度をみると、府中キャンパスでの1回の上演だけではもったいないと感じる方も多いでしょう。そんな声を背に、昨年12月、2つの語劇が府中キャンパスを飛び出しました。ひとつは、ビルマ語劇の現地ミャンマーでの上演。もうひとつは、ブラジル人人口の多い群馬県大泉町でのポルトガル語劇の上演です。いずれも精一杯の演技で、語劇を通じた社会国際貢献を実現しました。今回のTUFS Todayではその様子を報告します。
ビルマ語劇 in ヤンゴン

ビルマ語劇の現地ミャンマー(ビルマ)での上演は、在ミャンマー日本大使館が主催する「日本語劇コンテスト」のゲストとして、本学でビルマ語を学ぶ2年生全員が招待されたことにより実現しました。2年生8人は12月21日から12月28日の間、ミャンマー連邦共和国ヤンゴン市を訪問し、日本とミャンマーの外交関係樹立60周年を記念して12月27日に開催された日本語劇コンテストで、特別公演を行いました。



巧なビルマ語とコミカルな演技に、会場は笑いに包まれ、やんやの大喝采。上演は大成功でした。また、それに先立ち、本学学生らは、日本語劇コンテストの予選を通過し最終選考の残った6団体の本番前練習に参加し、日本語や日本文化を教える交流活動を行いました。 ミャンマーで日本語を学ぶ人々との間に、強い絆を築くことができました。