ゆく年くる年?TUFSの2024を振り返り、2025を迎える?
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2024.12.20
2024年も残すところあとわずかとなりました。12月12日に今年の世相を漢字一文字で表す恒例の「今年の漢字」が発表されましたが、皆さんにとっての今年の漢字は何でしょうか。コロナ禍を経た2024年の東京外国語大学は、これまで以上に人の往来が活発でした。国内外から多くの関係者が来学し、また本学から訪問し、海外へ留学する学生、本学に受け入れた留学者数も大きく伸びました。対面のイベントも増え、学生?教職員同士の交流も活発に行われた印象を受けました。本学にとっての今年の漢字は、交流やつながりを象徴する「交」「結」「和」「共」「輪」などがふさわしいのかもしれません。主な出来事とともに、東京外国語大学の1年を一緒に振り返ってみましょう。
2024年の東京外大を振り返る
1月
- コミュニティ通訳研究ゼミ学生が府中市に暮らす外国人のための転入手続きガイドブックを作成
- 1月24日、南部アフリカ開発共同体(SADC)大使リレー講義終了
- 1月25日、秋学期授業終了
- 1月27日?28日、大学入学共通テスト(追試験)
- 1月29日~2月2日 CEFR-Jリーディングテスト全学実施
2月
- 2月1日、東京外語会からの支援によるTUFSフードパントリーを開催
- 2月2日?4日、本学で国際ヒンディー語会議を開催
- 2月4日?10日、国連スタディツアーを実施
- 2月5日、冬学期授業開始、大雪のため一部授業を休講
- 2月8日、ニューヨークにてTUFSグローバル?コミュニティ会合を開催
- 2月10日、多文化共生シンポジウム「多文化共生をめぐる包摂と排除の理論 外国籍の子どもの就学義務化を求めて」を開催
- 2月10日、建学150周年記念 社会連携シンポジウム「多様性のある職場での円滑なコミュニケーション実現を目指して~グローバル企業の取り組みからの再考~」を開催
- 2月17日、日本語教師養成?研修推進拠点整備事業(文化庁委託事業)キックオフシンポジウムを開催
- 2月21日、基金により梅の樹を植栽
- 2月25日、学部一般選抜前期日程
3月
- 3月2日、読売新聞立川支局共催 連続市民講座「世界を学ぶ、世界を生きる」全11回終了
- 3月9日、シドニーにてTUFSグローバル?コミュニティ会合を開催
- 3月12日、学部一般選抜後期日程
- 3月13日、13名?2団体に360足球直播_ope体育官网-滚球*平台
- 3月14日、国費学部留学生予備教育修了式を挙行
- 3月15日、東京都教育委員会との連携に関する協定を更新
- 3月15日、16名の学生に国際社会学部賞を授与
- 3月22日、2023年度卒業式?学位記授与式
- 3月27日、鎌倉女学院中学校高等学校との高大連携協定を締結
- 3月29日、永年勤続退職者表彰
4月
- 大学の世界展開力強化事業に「平和構築?紛争予防学オンデマンド授業パッケージ」事業が採択
- 4月1日、5氏に名誉教授の称号を授与
- 4月1日、新しいMoodleシステム「MOE(モエ)」を始動
- 4月1日、日本郵政と連携?協力に関する基本協定を締結
- 4月3日、グラウンド人工芝完成、オープニングセレモニーを挙行
- 4月6日、2024年度入学式を挙行
- 4月8日、春学期授業開始
- 4月22日?7月末、企画展「学内競漕大会の歴史」を開催
5月
- 5月6日、第109回学内ボート大会を開催 語科ティ特集
- 5月18日、国際交流会館春の防災訓練を実施
- 5月18日?19日、日本西洋史学会大会を本学共催にて開催
- 5月24日、新入生歓迎会を東京外語会と共催で開催
6月
- 都立国立高校の探究学習への本学大学院生の派遣を開始
- 6月4日、全学防災訓練
- 6月15日、第12回TUFS×ICU アメフト交流戦を開催
- 6月7日?7月12日、ギャラリー展示「中世の光と影 イベリア写本の愉しみ」を開催
7月
- 7月6日、大学院入試説明会開催
- 7月3日?17日、ウクライナ写真展「発行されなかった卒業証明書展」を開催
- 7月5日、コミュニティ通訳研究ゼミ学生が世界の「福祉」をテーマに府中市民と交流
- 7月15日、春学期授業終了
- 7月19日、7月修了交換留学生及び日本語?日本文化研修留学生の閉講式?懇談会を実施
- 7月20日、日本語教師養成?研修推進拠点整備事業(関東?甲信越ブロック) シンポジウム?連絡協議会総会を開催
- 7月22日、記者懇談会を開催
- 7月23日、夏学期授業開始
- 7月28日、来場型オープンキャンパスを実施
8月
- 8月1日、オンライン型オープンキャンパスを開催
- 8月23日、沖縄大学との大学間包括連携協定を締結
- 8月9日?8月18日、夏季一斉休業
9月
- 日欧4大学歴史学ダブル?ディグリープログラムが、人文?社会科学系ネットワーク型大学院構築事業(国際連携型)に採択
- 9月4日、アンカラにてTUFSグローバル?コミュニティ会合を開催
- 9月20日、2024年度9月卒業式?学位記授与式挙行
- 9月24日?10月31日、出版会×図書館企画 出版記念「ことばと写真」展を開催
- 9月27日、秋季入学式を挙行
- 9月30日、夏学期授業終了
- 9月30日、10月1日、留学生向け防犯講習会を開催
10月
- 東京医科歯科大学と東京工業大学の統合により「四大学連合」から「三大学連合」に名称変更
- 10月1日、秋学期の授業を開始
- 10月9日、南部アフリカ開発共同体大使によるリレー講義スタート
- 10月12日、留学生日本語教育センター修了生の会を開催
- 10月19日、国際交流会館秋の防災訓練を実施
- 10月25日、シュチェチン大学(ポーランド)との国際的な共修教育授業を実施
- 10月25日?26日、アジア?アフリカ研究?教育コンソーシアム(CAAS)国際シンポジウムを開催
- 10月29日、東京都との連携で外国籍児童への支援を考えるワークショップ開催
11月
- 11月3日、リオデジャネイロにてTUFSグローバル?コミュニティ会合を開催
- 11月6日、次期学長候補者選考結果を公示
- 11月15日、永年勤続者4名を表彰
- 11月20日?24日、第102回外語祭を開催
- 11月24日、ミニオープンキャンパスを外語祭と同時開催
- 11月30日、四大学連合文化講演会を開催
第102回外語祭
11月20日(水)?11月24日(日)の5日間、第102回外語祭を開催しました。今年も多くの方々にお越しいただきました。
1年生は、それぞれが学んでいる 約30の専攻語や専攻地域ごとに「料理店」を出店し、2年生は、それぞれの専攻言語を使って字幕から音響まで全てを制作する「語劇」を上演しました。世界の民族衣装体験や文化の紹介など、さまざまな言語や地域について学ぶ学生たちによる、外国語大学ならではの企画が数多く催されました。
12月
- 12月3日、島根県出雲市と包括連携協定を締結
- 12月2日?15日、展示会「東アジアの文字漫遊 漢字とそれを取り巻く文字」を開催
- 12月12日、学長とおしゃべり会を開催
- 12月13日、国際交流の夕べ(留学生国際交流事業)を開催
- 12月16日、JST「次世代研究者挑戦的研究プログラム」に採択
- 12月23日、OA加速化事業シンポジウム「機関リポジトリ活用の可能性: フィールド研究データの蓄積?活用」を開催
- 12月25日?1月5日、年末年始一斉休業
2024年3月?9月に本学を卒業した人たち
2024年3月に、学部から650人(言語文化学部285名、国際社会学部299名、国際日本学部66名)、大学院から127人(博士前期課程110名、博士後期課程17名)が、また、2024年9月に、学部から25人(言語文化学部9人、国際社会学部13人、国際日本学部3名)、大学院から45人(博士前期34人、博士後期11人)が本学を巣立ちました。
学部卒業者の就職先は、次のようなところです。
卒業生就職先一覧(就職者数上位のみ) *就職者が多い順
双日(株)、(株)INPEX、(株)電通、アクセンチュア(株)、アビームコンサルティング(株)、ルイ?ヴィトン?ジャパン(株)、外務省、丸紅(株)、国立大学法人東京大学、(株)JTB、(株)東芝、(独)国際協力機構(JICA)、EYストラテジー?アンド?コンサルティング(株)、アンダーソン?毛利?友常法律事務所、サントリーホールディングス(株)、デロイトトーマツコンサルティング(同)、トーセイ(株)、トヨタ自動車(株)、学校法人開成学園、三菱UFJ信託銀行(株)、鹿島建設(株)、全国農業協同組合連合会、日本航空(株)、日本放送協会(NHK)、防衛省(自衛隊等含む)、郵船ロジスティクス(株)、(株)内田洋行
2024年4月に新入生を迎えました
2024年4月に多くの初々しい学生を迎えました。
言語文化学部 353人(うち11人は3年次編入学)
国際社会学部 372人(うち9人は3年次編入学)
国際日本学部 77人
大学院博士前期課程 97人
大学院博士後期課程 34人
計 933名
2024年の本学在籍者は、次のようになりました(2024年5月1日現在)
言語文化学部 1688人
国際社会学部 1736人
国際日本学部 362人
大学院博士前期課程 295人
大学院博士後期課程 204人
計 4285人
9月には、次の秋入学者も迎えました。
国際日本学部3年次編入 1名
大学院博士前期課程(世界言語社会専攻 Peace and Conflict Studiesコース) 12名
大学院博士後期課程(世界言語社会専攻7名、国際日本専攻2名) 9名
計 22名
2024年の新規国際学術交流協定締結機関
次の機関と新たにパートナーシップ協定を結びました。
(括弧内:所在国、締結月)
- ウダヤナ大学(インドネシア、2024年3月)
- カーティン大学(オーストラリア、2024年8月)
- カーディフ大学(英国、2024年11月)
2024年に赴任した教員
次の教員が2024年中に新しく赴任しました。一部の先生方は、こちらでメッセージを紹介しています。
<2024.1.1採用>
- 黒野敦子 世界言語社会教育センター 特任講師
<2024.4.1採用>
- 小竹 直 大学院総合国際学研究院 准教授
- 喜多田 敏嵩 世界言語社会教育センター 講師
- 古宮 路子 世界言語社会教育センター 講師
- 谷 一巳 世界言語社会教育センター 講師
- 井口 俊 世界言語社会教育センター 講師
- 谷川 みらい 世界言語社会教育センター 講師
- 赤桐 敦 世界言語社会教育センター 講師
- VOYAU Elise 世界言語社会教育センター 特任講師
- TRIFU Ioan 世界言語社会教育センター 特任講師
- 植田 尚樹 アジア?アフリカ言語文化研究所 助教
- 緒方 しらべ アジア?アフリカ言語文化研究所 助教
- 神田 惟 アジア?アフリカ言語文化研究所 助教
- オウ ウェイトン 世界言語社会教育センター 講師
- 根岸 雅史 世界言語社会教育センター 特任教授
- 清田 顕子 世界言語社会教育センター 特任講師
- 梅谷 博之 世界言語社会教育センター 特任講師
- 八木 真生 世界言語社会教育センター 特任助教
- 大津谷 馨 アジア?アフリカ言語文化研究所 特任助教
- 須永 恵美子 アジア?アフリカ言語文化研究所 特任助教
- 窪田 悠介 大学院国際日本学研究院 准教授(クロスアポイントメント)
- 山田 真寛 大学院国際日本学研究院 准教授(クロスアポイントメント)
- 宇山 智彦 アジア?アフリカ言語文化研究所 教授(クロスアポイントメント)
- 瀬谷 GRONDIN Anne Aurélie 世界言語社会教育センター 特任講師?フランス語 GUILLEMOT
- Céleste 世界言語社会教育センター 特任講師?フランス語
- CHULUUNDORJ Byambakhand 世界言語社会教育センター 特任教授?モンゴル語
- 劉 春梅 世界言語社会教育センター 特任准教授?中国語
- MISHRA Rishikesh 世界言語社会教育センター 特任准教授?ヒンディー語
<2024.9.1採用>
- CZAPLEWSKA Sonia 世界言語社会教育センター 特任講師?ポーランド語
<2024.10.1採用>
- 山田 優理 世界言語社会教育センター 特任助教
- 良永 朋実 世界言語社会教育センター 特任助教
- 吉本 秀之 世界言語社会教育センター 特別教授
- CZAPLEWSKA Sonia 世界言語社会教育センター 特定外国語教員?ポーランド語
2024年に定年、任期満了、転職などにより本学をさられた先生方
定年を迎えられた先生方
こちらでメッセージを紹介しています。
- 根岸 雅史 先生(退職時:大学院総合国際学研究院 教授)、本学世界言語社会教育センター 特任教授へ
- 水野 善文 先生(退職時:大学院総合国際学研究院 教授)
- 八木 久美子 先生(退職時:大学院総合国際学研究院 教授)
- 吉田 ゆり子 先生(退職時:大学院総合国際学研究院 教授)
- 吉本 秀之 先生(退職時:大学院総合国際学研究院 教授)
- 谷口 龍子 先生(退職時:大学院国際日本学研究院 准教授)
転職、または任期満了で本学を去られた先生方
(肩書は退職時)
- 佐藤 正広 大学院国際日本学研究院 特任教授
- 三代川 寛子 大学院総合国際学研究院 准教授
- 大鳥 由香子 世界言語社会教育センター 講師
- 井坂 ゆかり 世界言語社会教育センター 特任講師
- 藤井 欣子 世界言語社会教育センター 特任助教
- 牧 彩花 世界言語社会教育センター 特任助教
- 太田 絵里奈 アジア?アフリカ言語文化研究所 特任助教
- 于 冬梅 世界言語社会教育センター 特任准教授?中国語
- ENKHBAYAR Jigmeddorj 世界言語社会教育センター 特任准教授?モンゴル語
- PARKASH Suraji 世界言語社会教育センター 特定外国語教員特任准教授?ヒンディー語
- 崔 淑敬 世界言語社会教育センター 特任助教
- 李 奎台 世界言語社会教育センター 特任助教
- LE?NIEWSKA Karolina 世界言語社会教育センター 特任講師?ポーランド語
2024年にお亡くなりになった本学ゆかりの方
上岡 弘二 名誉教授 元アジア?アフリカ言語文化研究所長
イラン諸語研究、1月7日ご逝去、享年85歳
(北部パキスタンでのフィールド調査(2019年))
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谷川 道子 名誉教授 元附属図書館長
ドイツ演劇、1月9日ご逝去、享年77歳
(2015年7月にAICT演劇評論賞を受賞された際の写真の写真)
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田中 忠治 名誉教授 元附属日本語学校長、元学生部長、元大学院地域研究科研究科長
タイ研究、3月12日ご逝去、享年93歳
(田中忠治先生の傘寿をお祝いする会にて)
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井上 正幸 経営協議会、学長選考?監察会議委員
日本国際教育支援協会理事長、9月19日ご逝去、享年75歳
(2020年に本学に日露戦争に関わるペルシャ詩集を寄贈していただいた際の写真)
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坂本 恭章 名誉教授
言語学(モン?クメール語族)、9月21日ご逝去、享年89歳
(1996年7月にカンボジア王国よりムニサラポアン勲章(勲三等)を受章された際の写真)
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増谷英樹 名誉教授
オーストリア/ドイツ史、ユダヤ史、ウィーン都市史、11月15日ご逝去、享年82歳
(2018年、ご自宅にて)